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入力値の制限の設定

入力値の制限オプションを選択し、データがフィールドに正しく入力されるように設定することができます。入力値の制限オプションが選択されている場合に、無効なデータを入力するとメッセージが表示されます。たとえば、ユーザにフィールドへの値の入力を求めるオプションを設定できます。

フィールドの入力値の制限オプションを選択するには、次の操作を行います。

1. [ファイル] メニュー > [管理] > [データベース...] を選択します。

2. [フィールド] タブをクリックします。

3. データベースに複数のテーブルがある場合、[テーブル:] の一覧から適切なテーブルを選択します。

4. 既存のフィールドを選択するか、または新しいフィールドを定義します。

5. [オプション...] をクリックするか、フィールド名をダブルクリックします。

6. [フィールド「フィールド名」のオプション] ダイアログボックスで、[入力値の制限] タブをクリックします。

7. [このフィールドの入力値を制限する:] で、継続的にフィールドの入力値を制限するには [常時] を選択し、データの入力時にのみ制限するには [データの入力時のみ] を選択します。制限の警告を無視して上書きできるようにするには、[データの入力時にユーザによる上書きを許可する] を選択します。

 

入力値の必要条件

選択項目

数字のみ

[タイプ:] を選択し、一覧から [数字] を選択します。

月と日が数字で、年が 4 桁の数字である日付 (2019/12/5 など)

[タイプ:] を選択し、一覧から [西暦 4 桁の日付] を選択します。

時間と分が 00:00 から 23:59 までの数値である時刻 (このデータタイプの制限では、秒は評価されません。)

[タイプ:] を選択し、一覧から [時刻] を選択します。

空白のフィールドを不可とする

空欄不可

他のレコードの同じフィールドで値が重複しないようにする

ユニークな値

他のレコードの同じフィールドにすでに入力された値に一致させる

既存値

指定した値一覧の値に一致する

[値一覧名:] を選択し、値一覧を選択します。または [値一覧の定義...] を選択して、値一覧を作成します。

特定の範囲内の文字 (数字、ひらがな、カタカナは五十音順、英単語はアルファベット順、漢字はコード順)、数字、日付、また時刻

[下限値:] を選択し、範囲の上限値と下限値を入力します。

計算結果と一致する

[計算式で制限] を選択するか、または [指定...] をクリックし、次のように指定します:

Self = <match>

入力した値が <match>を満たす必要があります。このダイアログボックスの詳細については、計算フィールドの定義 を参照してください。

[フィールドに変更があった場合のみ制限する] を選択または選択解除してから [OK] をクリックします。

指定した文字数を超えないようにする

[最大文字数] を選択し、入力を許可する最大文字数を入力します。

特定のファイルサイズを超えないようにする (オブジェクトフィールドの場合)

[最大キロバイト数] を選択し、キロバイト数を入力します。この設定により、オブジェクトフィールドに埋め込まれたファイルまたは外部に保存したファイルのサイズが制限されます。この設定は、オブジェクトフィールドに参照によって保存されるファイルには影響しません。

8. 必要条件を満たさない場合にカスタムメッセージを表示するには、[制限値以外の入力時にカスタムメッセージを表示] を選択します。255 文字までのメッセージを入力します。

9. [OK] をクリックします。

メモ 

[計算式で制限] オプションを使用する場合、計算式の論理値が真 (True) と評価されるとフィールド値が正しく制限されます。ある値を別の値と比較する計算式では、値が完全に一致しなければ真 (True) と評価されません。デフォルトでは、小数点以下 16 桁が計算されます。端数が返される計算式でフィールドを制限する場合、Round 関数を使用して、計算結果の桁数を制限することができます。

また、テキストフィールドの [オートコンプリート] オプションを指定して、データの正確な入力を支援することができます。データ入力中にオートコンプリートを行なうためのフィールド設定を参照してください。

次の制限オプションは、フィールドから移動したときに実行されます:

タイプ

ユニークな値

既存値

値一覧名

下限値/上限値

最大文字数

次の制限オプションは、レコード全体を確定するまで実行されません:

空欄不可

計算式で制限

グローバルフィールドの制限は、レコード全体を確定したときではなく、フィールドから移動したときに実行されます。

FileMaker Pro Advanced は繰り返しのたびに個別に繰り返しフィールドを検証します。

関連項目 

式と関数の使い方

フィールドへのデータの入力と変更

レコード内のデータの確定

値一覧の定義

その他のアクセス権の編集