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アクセス権セットの拡張アクセス権の編集

アクセス権セットにより、拡張アクセス権を制限することができます。これによって共有ファイルにアクセス可能かどうかと、共有ファイルへのアクセス方法が決まります。

アクセス権セットの拡張アクセス権を編集するには、次の操作を行います。

1. [アクセス権セットの編集] ダイアログボックスで、新規または既存のアクセス権セットの編集を開始します。

アクセス権セットの作成と編集を参照してください。

メモ  [ファイル] メニュー > [管理] を選択したときに [セキュリティ...] がグレー表示されている場合は、使用しているアクセス権では、このコマンドへのアクセスが許可されていない可能性があります。下の「メモ」のセクションで、拡張アクセス権を編集する別の方法を参照してください。

2. [拡張アクセス権] の一覧で、有効にする拡張アクセス権を選択し、無効にするものを解除します。

次の表は、利用できるデフォルトの拡張アクセス権を示します。

 

キーワード

拡張アクセス権

アクセス権で許可する操作

fmwebdirect

FileMaker WebDirect によるアクセス

FileMaker WebDirect での Web ブラウザからのデータベースファイルへのアクセス (FileMaker Server および FileMaker Cloud 製品のみ)。

fmxdbc

ODBC/JDBC によるアクセス

データベースファイルへの ODBC または JDBC データソースとしてのアクセス。

fmapp

FileMaker ネットワーク、サーバーサイドスクリプト、または FileMaker Go によるアクセス

共有ファイル (FileMaker Pro Advanced、FileMaker Server、または FileMaker Cloud 製品で共有されるファイル) を開く。

fmreauthenticate10

スリープ/バックグラウンドで指定した時間を経過した場合に再認証を要求する

ファイルの休止後または他のアプリケーション使用後に再ログインすることなく、FileMaker Pro Advanced または FileMaker Go でのファイルへのアクセス。デフォルト時間は「10 分」です。

fmxml

XML Web 公開でのアクセス

XML Web 公開での Web ブラウザや他のアプリケーションからのデータベースファイルへのアクセス (FileMaker Server のみ)。

fmphp

PHP Web 公開でのアクセス

PHP Web 公開での Web ブラウザや他のアプリケーションからのデータベースファイルへのアクセス (FileMaker Server のみ)。

fmrest

FileMaker Data API でのアクセス

FileMaker Data API での Web サービスからのデータベースファイルへのアクセス (FileMaker Server および FileMaker Cloud 製品のみ)。FileMaker Data API ガイドを参照してください。

fmextscriptaccess

Apple events および ActiveX による FileMaker 操作の実行を許可

別のアプリケーションからのデータベースファイルへのアクセス。

fmurlscript

URL による FileMaker スクリプトの実行を許可

URL からのスクリプトの実行。

fmodata

OData でのアクセス

OData 対応クライアントアプリケーションからデータベースファイルへのアクセス (FileMaker Cloud のみ)。FileMaker Cloud OData ガイドを参照してください。

メモ 

「fm」で始まる拡張アクセス権を作成しないでください。この接頭語を含むキーワードは FileMaker に予約されています。

拡張アクセス権を有効にした場合に許可されるのは、特定のアクセス権セットによる共有データへのアクセスのみです。実際に共有データにアクセスするには、必要なアクセスのタイプの共有も設定する必要があります。ネットワーク上でのファイルの共有ODBC または JDBC による FileMaker Pro Advanced のデータの共有、またはWeb 上でのデータベースの公開を参照してください。

使用しているアクセス権セットで許可されている場合は、FileMaker ネットワークODBC/JDBC、または FileMaker WebDirect の共有設定を行う際に、すべてのユーザまたは特定のアクセス権セットに対して共有を有効にすることができます。この方法は、[拡張アクセス権の管理] アクセス権が有効なアクセス権セットが割り当てられていれば、どのアカウントアクセスでも利用できます。したがって、[完全アクセス] アクセス権セットが割り当てられていないアカウントアクセスでも利用することができます。その他のアクセス権の編集ネットワーク上でのファイルの共有FileMaker Pro Advanced での ODBC と JDBC の使用、またはFileMaker WebDirect でデータベースを公開するを参照してください。

ファイルがパスワードを資格情報マネージャ (Windows) またはキーチェーン (macOS と iOS) に保存するように設定され、fmreauthenticate 拡張アクセス権が有効になっている場合は、パスワードが無効であるか、現在のアカウント名が資格情報マネージャまたはキーチェーンに保存されているアカウント名と一致しない場合以外は、アカウント情報の入力は要求されません。

関連項目 

アカウント、アクセス権セット、および拡張アクセス権について

拡張アクセス権の作成と編集

ActiveX オートメーションを使用したスクリプト作成 (Windows)

Apple events を使用したスクリプト作成 (macOS)

URL を使用してファイルを開く