リファレンス > 関数リファレンス > 集計関数 > GetSummary
 

GetSummary

データベースファイルが区分けフィールドを基準にソートされている場合、現在のレコード範囲で指定した集計フィールドを返します。

構文 

GetSummary (集計フィールド ; 区分けフィールド)

引数 

集計フィールド - 集計タイプのフィールド、または集計タイプのフィールドへの参照を返す

区分けフィールド - フィールドまたはフィールドへの参照を返す式。総計値を計算するには、集計フィールドと区分けフィールドの両方の引数に同じ集計フィールドを使用します。

GetSummary 関数は、区分けフィールドと同じテーブルに設定する必要があります。

戻り値のデータタイプ 

数字、日付、時刻、タイムスタンプ

起点 

FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン

説明 

これにより、小計値が生成されます。ファイルが区分けフィールドを基準にソートされていない場合、結果は空欄になります。

集計フィールドを区分けフィールドとしても使用している場合は、対象レコード全体の集計フィールドの値 (総計) を返します。

次のような場合に、GetSummary 関数を使用して集計値を求めます:

計算に集計値を使用する

ブラウズモードまたはボディパートで小計値を表示する

GetSummary 関数を使用した計算は非保存となります。

メモ 

自己連結リレーションシップと統計関数を使用して、同様の結果を得ることができます。詳細については、ポータル内の関連データの操作を参照してください。

例 1 

GetSummary (売上合計 ; 国) は、「国」フィールドの値を基準に集計した値を返します。

例 2 

GetSummary (売上合計 ; 売上合計) は、すべてのレコードの集計を生成します。これは、売上合計の合計を求める集計フィールドを使用する場合と同じです。

例 3 

If (請求額 > 3 * GetSummary (平均請求額 ; 顧客) ; "請求額を確認してください" ; " ") は、現在の請求額が平均請求額の 3 倍より大きい場合、「請求額を確認してください」を表示します。

例 4 

GetSummary (売上合計 , if (国の数 > 1 ; 国 ; 販売ゾーン)) は、「国の数」が 1 より大きい場合、「国別の売上合計」の集計を返します。それ以外の場合は、「販売ゾーン別の売上合計」の集計を返します。

関連項目 

関数リファレンス (種類順)

関数リファレンス (名前順)

計算式について

関数について

計算フィールドの定義

計算式での演算子の使い方