リファレンス > 関数リファレンス > オブジェクト関数 > CryptEncrypt
 

CryptEncrypt

指定されたキーでデータを暗号化してオブジェクトデータを返します。

構文 

CryptEncrypt (データ ; キー)

引数 

データ - 暗号化する任意のテキスト式またはフィールド

キー - データの暗号化に使用するキーとしてのテキスト式またはフィールド

戻り値のデータタイプ 

オブジェクト

起点 

FileMaker Pro 16.0

説明 

CryptEncrypt および CryptDecrypt 関数は、フィールドデータを暗号化および復号するために使用します。

CryptEncrypt はテキストまたはオブジェクトデータを受け入れ、「encrypted.data」という名前のバイナリファイルとしてオブジェクトデータを返します。この関数は、PBKDF2 アルゴリズムを使用してキー引数を暗号化キーに変換します。このキーは、128 ビットレベルで AES-GCM 認証付き暗号化アルゴリズムを使用してデータを暗号化するために使用されます。返されるファイルにはデータの暗号化された SHA256 ダイジェストが含まれ、これは復号時にデータを検証するために使用されます。

メモ 

この関数は Runtime ソリューションではサポートされず「?」を返します。

例 1 

「encrypted.data」という名前のファイルでオブジェクトデータを返します。

CryptEncrypt ("これは保護が必要" ; "秘密のパスワード")

関連項目 

関数リファレンス (種類順)

関数リファレンス (名前順)

計算式について

関数について

計算フィールドの定義

計算式での演算子の使い方