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PHP Web サイトの共有
メモ  次の情報は、サーバー管理者向けです。
カスタム Web 公開 with PHP では、PHP スクリプト言語を使用して FileMaker データベースのデータをカスタマイズした Web ページレイアウトに統合できます。Web ページで FileMaker API for PHP を呼び出します。この PHP クラスは FileMaker Server で共有されるデータベースにアクセスする FileMaker により作成されます。この PHP クラスは Web 公開エンジンに接続し、Web サーバーの PHP エンジンでデータ利用を可能にします。
PHP Web サイトの開発とデータベースの準備の詳細については、『FileMaker Server カスタム Web 公開ガイド』を参照してください。
カスタム Web 公開 with PHP を使用する Web サイトを共有するには、次の操作を行います。
1. FileMaker Pro で、データベースを開いてデータベースにアクセスするアカウントアクセス権セットを編集します。拡張アクセス権の [PHP Web 公開でのアクセス - FMS のみ] を有効にします。
メモ  FileMaker データベースソリューションで複数の FileMaker データベースファイルが使用される場合、PHP を使用してアクセスするすべてのデータベースファイルが拡張アクセス権の [PHP Web 公開でのアクセス - FMS のみ] を有効にしてこのアクセス権セットを使用する必要があります。
2. FileMaker Server Admin Console で、展開アシスタントを使用してカスタム Web 公開 with PHP を有効にし、独自のバージョンの PHP をインストールするか、オペレーティングシステムのデフォルト PHP を使用するかを選択します (まだ選択していない場合)。
[サーバー] メニュー> [展開の編集...] を選択します。展開アシスタントで設定を確認し、Web 公開テクノロジーを有効にする手順に移動するまで [進む] をクリックします。データ共有および Web 公開のテクノロジーの有効化を参照してください。
3. Admin Console で、[Web 公開] > [PHP] タブで設定を編集します。PHP Web 公開設定を参照してください。
4. カスタム Web 公開 with PHP が、FileMaker Server の展開で動作していることを確認します。手順については、FileMaker Server のテストを参照してください。
5. カスタム Web 公開のデータベースを準備します。『FileMaker Server カスタム Web 公開ガイド』を参照してください。
6. データベースファイルを FileMaker Server にアップロードします。データベースの共有を参照してください。
メモ  FileMaker データベースソリューションで複数の FileMaker データベースファイルを使用する場合、データベースファイルはすべて同じコンピュータ上にあることが必要です。
7. PHP ファイルを Web サーバーのルートフォルダにコピーします。複数マシンの展開では、このフォルダはマスタマシン上にあります。デフォルトの場所を次に示します。
HTTP または HTTPS での IIS (Windows):
[ドライブ]:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server¥HTTPServer¥Conf
[ドライブ] は FileMaker Server 展開が存在するドライブです。
HTTP での Apache (macOS):
/ライブラリ/FileMaker Server/HTTPServer/htdocs
HTTPS での Apache (macOS):
/ライブラリ/FileMaker Server/HTTPServer/htdocs/httpsRoot
macOS の場合は、フォルダの所有権とアクセス権により、fmsadmin グループのメンバーに PHP ファイルの編集が許可されていることを確認してください。ユーザ、グループ、およびアクセス権 (macOS)を参照してください。
8. まだ操作を行っていない場合は、参照されているオブジェクトをマスタマシン上の適切な場所にコピーまたは移動します。
データベースのオブジェクトフィールドに実際のファイルではなくファイル参照が保存されている場合、レコードを作成または編集するときにその参照されているオブジェクトが FileMaker Pro の「Web」フォルダに保存されます。FileMaker Server でサイトを共有するには、参照されているオブジェクトを Web サーバーソフトウェアのルートフォルダ内の同じ相対パスのフォルダにコピーまたは移動します。
PHP ソリューションでのオブジェクトフィールドの使用の詳細については、『FileMaker Server カスタム Web 公開ガイド』を参照してください。
9. PHP Web サイトにアクセスするには、次の URL 構文を使用します。
<スキーム>://<ホスト>[:<ポート>]/<パス>/<ファイル名>
各要素の意味は次のとおりです。
<スキーム> は、HTTP または HTTPS プロトコルです。
<ホスト> には、FileMaker Server コンピュータの IP アドレスまたはドメイン名を指定します。複数マシンの展開では、マスタマシンまたはワーカーマシンの IP アドレスまたはドメイン名を使用することができます。Web サーバーからマスタマシンに URL が転送されます([ステータス] パネルの Web 公開エンジン情報に実行中と表示されているマシンの IP アドレスまたはドメイン名を使用します)。Web 公開エンジン情報を参照してください)。
<ポート> には、Web サーバーのポートを指定します (オプション)。ポートを指定しない場合、プロトコルのデフォルトポートが使用されます。HTTP の場合、[Web 接続] に指定されているポートが使用されます (デフォルトはポート 80 ですが、インストール中に別のポートを指定することもできます)。HTTPS の場合、[セキュア Web 接続] に指定されているポートが使用されます (デフォルトはポート 443 ですが、インストール中に別のポートを指定することもできます)。これらのポート番号は、[ステータス] パネルに表示されます。Web サーバー情報を参照してください。
<パス> には、PHP ファイルが配置されている Web サーバーのルートフォルダ内のフォルダを指定します (オプション)。
<ファイル名> は、Web サイトのページのファイル名です。
例:
http://192.168.123.101/my_site/home.php
関連項目 
Web サイトの共有