ディレクトリサービス設定
 
ディレクトリサービス設定
メモ  次の情報は、サーバー管理者向けです。
Windows Active Directory、OpenLDAP、または Open Directory (macOS) などの LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) 接続に準拠したディレクトリサービスが組織で使用されている場合は、FileMaker Server をディレクトリサービスに登録することによって、共有データベースを一元管理することができます。
FileMaker Server をディレクトリサービスに登録すると、ホスト名と IP アドレスがディレクトリサービスに公開されるため、FileMaker Pro クライアントはこのディレクトリサービスを使用してネットワーク内のサーバーを検索することができます。
メモ  ディレクトリサービスの設定が不明な場合は、ネットワーク管理者に確認してください。
FileMaker Server ディレクトリサービスを設定するには、次の操作を行います。
1. [データベースサーバー] > [ディレクトリサービス] タブをクリックします。
2. [ディレクトリサーバーの情報] に次の情報を入力します。
 
使用する項目
入力内容
アドレス
サーバーのホスト名または IP アドレス
エントリポイント
ディレクトリサービスで FileMaker Server の場所を指定する識別名。例:
Windows: ou=FileMaker,dc=mydomain,dc=filemaker,dc=com
macOS: cn=filemakerservers,dc=myservername,dc=mydomain,dc=com
コンマの後のスペースはオプションです。
ポート
LDAP 接続用のポート番号。
[SSL (Secure Sockets Layer) を使用する] が有効になっていない場合、デフォルトのポート番号は 389 です。
[SSL (Secure Sockets Layer) を使用する] を有効にしている場合、デフォルトのポート番号は自動的に 636 に変わります。
デフォルト値を復元するには、[デフォルト] をクリックします。
3. [SSL (Secure Sockets Layer) を使用する] を選択する場合は、署名入りのクライアントと信頼された証明機関 (CA) から発行されたルート CA 証明書が必要です。LDAP サービスへの接続に SSL を使用する FileMaker Server マスタマシン、および FileMaker Pro コンピュータでクライアント証明書をインストールする必要があります。LDAP サーバーへのセキュリティで保護された SSL 接続に自己署名入りの証明書を使用することはできません。LDAP ディレクトリサービスでの SSL の使用を参照してください。
4. [ログイン情報] で、ディレクトリサービスの認証方法を選択します。
ディレクトリサービスにログインする必要がある場合は、[ディレクトリサーバーはログインを必要とする] を選択して、[名前] と [パスワード] を入力します。次のオプションを選択します。
ユーザを識別するために Microsoft Active Directory サービスドメイン ID またはその他の Windows アカウントを使用している企業ネットワーク上でインターネットインフォメーションサービス (IIS) 8 サーバーが実行する場合、[Windows 認証を使用する] を選択します。
[FileMaker Server を公開する] を選択して、FileMaker Server 名、ホスト名、ディレクトリサービスへの IP アドレスを公開します。
[管理者連絡先情報を公開する] を選択して、[一般設定] > [サーバー情報] タブで指定した管理者の連絡先情報を公開します。サーバー情報の設定を参照してください。これは、共有データベースにクライアントがアクセスできない場合など、ディレクトリサービスの管理者が FileMaker Server 管理者に確認する必要がある場合に便利です。
5. [ディレクトリサービス設定のテスト] をクリックして、FileMaker Server がディレクトリサービスと通信できるかどうかを検証します。
関連項目 
データベースの設定