リファレンス > 関数リファレンス > 統計関数 > StDevP
 
StDevP
目的 
フィールド内の空白を除いた母集団の標準偏差を返します。
構文 
StDevP ( フィールド {; フィールド...} )
引数 
フィールド - 任意の関連フィールド繰り返しフィールド、複数の非繰り返しフィールドのセット、またはフィールド、繰り返しフィールド、複数の非繰り返しフィールドのセットを返す
中カッコ { } 内の引数はオプションです。
戻り値のデータタイプ 
数字
起点 
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明 
フィールド には、次のいずれかを指定することができます。
繰り返しフィールド ( 繰り返しフィールド )
レコードがポータルに表示されるかどうかに関係なく、( テーブル::フィールド ) で指定される一致する関連レコードのフィールド
レコードにある複数の非繰り返しフィールド ( フィールド1 ; フィールド2 ; フィールド3... )
繰り返しフィールドの結果が同じ繰り返し数以上で返された場合は、レコードの繰り返しフィールド ( 繰り返しフィールド1 ; 繰り返しフィールド2 ; 繰り返しフィールド3 ) の対応する繰り返し数
( テーブル::フィールド1 ; テーブル::フィールド2 ;... ) で指定される最初の一致レコードの複数のフィールド。異なるテーブル ( テーブル1::フィールドA ; テーブル2::フィールドB... ) からフィールドを含めることができます。
数式
メモ 
参照するフィールドが繰り返しフィールドの場合、StDevP 関数は、最初の繰り返しフィールドの母集団標準偏差、2 番目の繰り返しフィールドの母集団標準偏差というように結果を返します。
 
ポータルに、「点数」というフィールド内の関連する値 5、6、7、8 が表示されています。StDevP ( テーブル::点数 ) は、「1.11803398...」を返します。
次の例の説明
フィールド1 は 2 つの繰り返しフィールドで、1 と 2 という値が入力されています。
フィールド2 は 4 つの繰り返しフィールドで、5、6、7、8 という値が入力されています。
フィールド3 は 4 つの繰り返しフィールドで、6、0、4、4 という値が入力されています。
フィールド4 は 1 つの繰り返しフィールドで、3 という値が入力されています。
1 つの数字の母集団としての標準偏差は定義されないため、StDevP ( フィールド4 ) はエラーとなります
StDevP ( フィールド2 ) は、非繰り返しフィールドの場合は「1.11803398...」を返します。
StDevP ( フィールド1 ; フィールド2 ; フィールド3 ) は、「2.16024689...」、「2.49443825...」、「1.5」、「2」を返します。
関連項目 
関数リファレンス (種類順)
関数リファレンス (名前順)
計算式について
関数について
計算フィールドの定義
計算式での演算子の使い方