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クライアントとしての共有ファイルの使用
クライアントとして FileMaker Pro ファイルを操作する場合は、単独使用の場合とほとんど同じように操作することができますが、次の点が異なります。
ファイルを開くと、ホストが最後にそのファイルを閉じたときに表示されていたレイアウト、対象レコード、およびソート順が表示されます(目的のレイアウトに切り替え、必要な設定を行うスクリプトを記述しておくこともできます。共有ファイルのスクリプトは、すべて共有ファイル内に保存されるため、自分のスクリプトであることがはっきりとわかるスクリプト名を付けておいてください)。
アカウントのアクセス権セットにより、特定のレイアウトフィールドにアクセスできない場合、それらのレイアウトは表示されないか、またはフィールドデータに代わって各フィールドに「<アクセスがありません>」と表示されます。
共有ファイルは、ネットワーク上の他のユーザと共同で使用することになるため、他のユーザがそのファイルを使用している場合には、レコードやレイアウトにアクセスするのに時間がかかることがあります。
レコードやレイアウトへの変更は、共有ファイルに保存されます。
クライアントとして共有ファイルを閉じても、そのファイルに対する接続が切断されるだけです。ホストのコンピュータ上では、そのファイルは開いたままになっています。
コンピュータのパフォーマンスを最適にするため、使用していないときは共有ファイルを閉じておくようにしてください。クライアントとしてアクセスしているファイルを閉じるように依頼するダイアログボックスが表示されたときには、ホスト上で重要な操作を実行しなければならない可能性が高いため、直ちにファイルを閉じてください。