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拡張アクセス権の作成と編集
拡張アクセス権により、ファイルのアクセス権セットによって許可されるデータ共有オプションを決定できます。たとえば、ファイルが共有されている場合は、[FileMaker ネットワークによるアクセス] 拡張アクセス権によって、現在のアクセス権セットでクライアントとして共有ファイルを開くことができるかどうかが決まります。[FileMaker WebDirect によるアクセス] 拡張アクセス権では、現在のアクセス権セットで Web ブラウザからファイルへのアクセスを許可するかどうかを指定します。アカウント、アクセス権セット、および拡張アクセス権についてを参照してください。
ファイルの拡張アクセス権セットを作成および管理するには、[拡張アクセス権の管理] アクセス権セットが割り当てられているアカウントでファイルを開く必要があります。このアクセス権セットなしでファイルを開いた場合は、[ファイル] メニュー > [管理] > [セキュリティ] コマンドが無効になっています。その他のアクセス権の編集を参照してください。
[セキュリティの管理] 詳細設定ダイアログボックスでは、拡張アクセス権を参照することができる他に、アクセスを許可するアクセス権セットに対して各拡張アクセス権を有効にすることもできます。デフォルトでは、fmreauthenticate10 以外の拡張アクセス権は、[完全アクセス] アクセス権セットも含めすべて無効になっています。
拡張アクセス権を作成または編集するには、次の操作を行います。
1. [ファイル] メニュー > [管理] > [セキュリティ...] を選択します。
[セキュリティの管理] ダイアログボックスに基本セキュリティ設定が表示されたら、[詳細設定の使用...] をクリックします。
2. [拡張アクセス権] タブをクリックします。
3. [新規...] をクリックするか、キーワードを選択し、[編集...] をクリックします。
4. [拡張アクセス権の編集] ダイアログボックスで、作成する拡張アクセス権に適したキーワードと説明を入力します。
5. [アクセス:] 領域で、新しい拡張アクセス権に対して有効または無効にする各アクセス権セットのチェックボックスを選択または選択解除します。
6. [OK] をクリックし、もう一度 [OK] をクリックします。
メモ 
拡張アクセス権を有効にした場合に許可されるのは、特定のアクセス権セットによる共有データへのアクセスのみです。実際に共有データにアクセスするには、必要なアクセスのタイプの共有も設定する必要があります。ネットワーク上でのファイルの共有FileMaker Pro での ODBC と JDBC の使用、またはWeb 上でのデータベースの公開を参照してください。
[拡張アクセス権の編集] ダイアログボックスの [キーワード] フィールドで、ユーザが再ログインを要求されるまでの時間を指定できます。次の操作を行います。
デフォルト時間をそのまま使用する [fmreauthenticate10] (10 分)。
fmreauthenticateX の末尾の数字を編集し、デフォルト時間を変更する (最長 10080 分)。
新しい fmreauthenticate10 拡張アクセス権を作成して異なる時間を指定する。
関連項目 
アクセス権セットの拡張アクセス権の編集