データベースサーバーの設定 : データベースおよびバックアップフォルダの設定 : プログレッシブバックアップフォルダの設定
 
プログレッシブバックアップフォルダの設定
ホストされたデータベースのプログレッシブバックアップを有効にし、プログレッシブバックアップ保存間隔を指定してから、プログレッシブバックアップファイルに使用するフォルダへのパスを指定します。
重要  プログレッシブバックアップフォルダは、ホストされるデータベースと同じフォルダ、また はそのフォルダ内のサブフォルダに配置しないでください。[一般設定] > [起動] タブの [データベースフォルダにあるデータベースを自動的に開く] 設定が有効な場合、そのフォルダ内のすべてのデータベースは、FileMaker Server が起動するときに自動的に開きます。プログレッシブバックアップフォルダはデフォルトデータベースフォルダ、バックアップフォルダ、追加のデータベースフォルダ、または Scripts フォルダの親またはサブフォルダにすることもできません。
プログレッシブバックアップフォルダを指定するには、次の操作を行います。
1. [データベースサーバー] > [フォルダ] タブをクリックします。
2. [プログレッシブバックアップフォルダ] で [プログレッシブバックアップを有効にする] を選択します。
3. [保存間隔 (分)] に時間を入力します。デフォルトは 5 分です。
プログレッシブバックアップでは、基本的にバックアップファイルの 2 つのコピーを保存します。タイムスタンプ付きのコピーはバックアップとして使用でき、進行中のコピー (再実行ログ) は累積した変更で更新されます。
[保存間隔] 設定では、タイムスタンプ付きのコピーが更新される頻度が制御されます。
[保存間隔] は 1 ~ 99 分に設定できます。デフォルトは 5 分です。
4. [パス] に新しいプログレッシブバックアップフォルダの場所への完全パスを入力します。パスの長さは最大 255 文字です。
Windows: 入力するパスは、filewin:/ で始まりスラッシュ /) で終わる必要があります。
例: filewin:/ドライブ文字:/フォルダ名/
OS X: 入力するパスは、filemac:/ で始まりスラッシュ (/) で終わる必要があります。
例: filemac:/ボリューム名/フォルダ名/
5. [検証] をクリックして、入力したパスが正しいかどうか確認します。
パスが有効でない場合は、「無効なパスです」というメッセージが表示されます。パスが固有でない場合もメッセージが表示されます。パスが認識されると、メッセージが有効なパスを示すものに変わります。問題がある場合は、有効なフォルダのヒントを参照してください。
6. [保存] をクリックします。
メモ
プログレッシブバックアップフォルダには、ホストされたデータベースが配置された場所とは別のハードドライブに指定することをお勧めします。プログレッシブな変更はホストされたデータベースに書き込まれる変更とほぼ同時にプログレッシブバックアップフォルダに書き込まれる可能性があるため、2 つの異なるハードドライブを使用するとサーバーパフォーマンスが向上する場合があります。
プログレッシブバックアップフォルダで最初のバックアップファイルを作成することはサーバーパフォーマンスに影響する可能性があります。一度プログレッシブバックアップの設定を指定したらこれらの設定を変更することは避けてください。プログレッシブバックアップ設定 (保存間隔を除く) に変更を加えた場合、FileMaker Server ですべてのホストされたデータベースの完全バックアップを作成する必要があります。
稀なケースですが、FileMaker Server がインストールされているマシンの時計が保存間隔よりも頻繁に変更された場合、プログレッシブバックアップが失敗することがあります。FileMaker Server は、プログレッシブバックアップに協定世界時 (UTC) を使用するので、タイムゾーンや夏時間の変更はプログレッシブバックアップに影響しません。
関連項目 
データベースバックアップのスケジュール
データベースサーバーの設定