バックアップオプションの理解
ホストされたデータベースはバックアップすることをお勧めします。FileMaker Server 15 では、データベースバックアップを実行する方法が 2 つ提供されています。
• バックアップスケジュール。
バックアップスケジュールでは、スケジュールアシスタントを使用して、バックアップするデータベースとバックアップの頻度を定義するタスクスケジュールを作成します。タスクスケジュールを実行するたびに、FileMaker Server は選択したデータベースが最終のバックアップ以降変更されているかどうかを確認します。FileMaker Server は、変更されたデータベースの完全コピーを作成し、変更されていないバックアップされたデータベースへの
ハードリンクを作成します。
• プログレッシブバックアップ。
プログレッシブバックアップでは、FileMaker Server はすべてのホストされたデータベースの完全バックアップの作成から開始します。最初の完全バックアップの完了後、データベースサーバーはホストされたファイルからの変更のみをプログレッシブバックアップフォルダにコピーします。プログレッシブバックアップは、サーバーパフォーマンスへの影響も少なく、バックアップスケジュールよりすばやく実行できます。
プログレッシブバックアップでは、基本的にバックアップファイルの 2 つのコピーを保存します。タイムスタンプ付きのコピーはバックアップとして使用でき、進行中のコピーは累積した変更で更新されます。(FileMaker Server では、これらの累積した変更を再実行ログと呼びます。)[保存間隔 (分)] 設定はタイムスタンプ付きのコピーが更新される頻度を制御します。
バックアップスケジュールとプログレッシブバックアップの両方を使用することにより、ホストされたデータベース用の包括的なバックアップ戦略を確実に実行できます。
関連項目