管理者グループの設定
 
管理者グループの設定
メモ  次の情報は、サーバー管理者向けです。
サーバー管理者は、FileMaker Server のインストールおよび設定と、FileMaker Server でホストされる FileMaker Pro データベースの管理を担当します。多数のデータベースのある組織では、データベース、スケジュール、またはスクリプトへの変更に対するユーザの要求のすべてに対応するのに時間がかかる場合があります。他のユーザにデータベース管理タスクを委任することでこのような遅延を排除し、作業負荷を軽減することができます。
たとえば、会社に営業、財務およびマーケティングなど、複数の部署があるとします。各部署に、FileMaker Server でホストされている独自の FileMaker Pro データベースを開発するユーザがいる場合があります。各部署のデータベースの管理者グループを作成して、グループ管理者と呼ばれる特定のユーザにグループのデータベース、スケジュールおよびスクリプトの管理を許可することができます。
管理者グループを使用すると、FileMaker Server の排他的で完全な制御を保持できます。グループ管理者は FileMaker Server を設定できません。また、Admin Console の [一般設定]、[データベースサーバー]、および [Web 公開] タブを表示することもできません。FileMaker Server 管理者グループのアクセス権を選択して、グループ管理者に許可するデータベース管理タスクを指定できます。FileMaker Server 管理者グループのアクセス権を参照してください。
FileMaker Server グループ管理者は、グループフォルダのデータベース、およびグループフォルダのデータベースに関連付けられたスケジュールのみを管理できます。各管理者グループに設定できるグループ管理者アカウントは 1 つのみですが、競合を避ける一定の制限を設ければ、同じグループ管理者アカウントに複数のユーザが同時にログインできます (制限については次のメモを参照してください)。
同じ外部認証グループの複数のユーザに同じ管理者グループへのログインを許可することもできます。外部認証を使用すると、Open Directory や Active Directory などの一元管理された認証サーバーで既存のグループを使用することもできます。たとえば、Sales という名前の管理者グループに fmsSales という名前の外部 Open Directory 認証グループを指定するとします。Susan と Tom という名前のユーザが fmsSales Open Directory グループのメンバーである場合、両方のユーザが Open Directory ユーザ名とパスワードで Admin Console にログインし、管理グループ Sales に許可されたタスクを実行できます。
管理者グループを設定するには、グループのデータベースファイルを含む FileMaker Server グループフォルダと管理者グループを関連付けます。グループフォルダは、管理者グループ 1 つのみと関連付けることができます。グループ内のユーザが FileMaker Pro データベースを開くために使用するグループ起動センターを作成することもできます。グループフォルダに適用される追加ルールの詳細については、FileMaker Server グループフォルダを参照してください。
メモ
管理者グループはオプション機能です。
複数のユーザが同じグループ管理者アカウントに同時にログインする場合、特定のスケジュールを編集できるのは 1 ユーザのみになります。
サーバー管理者が管理者グループを追加、変更、名前変更、または削除すると、イベントが Event.log ファイルに記録されます。イベントログを参照してください。
関連項目 
管理者グループの追加
Admin Console および管理者グループに対する外部認証
スケジュールとグループ設定ファイルの保存