FileMaker Server 15 の新機能
 
FileMaker Server 15 の新機能
全般的な強化
FileMaker Go および FileMaker WebDirect クライアントに加え、ユーザ接続ライセンスを使用する FileMaker Pro クライアントがサポートされるようになりました。
クライアント接続および最もサーバーリソースを必要とするクライアント要求である最長呼び出しに関する詳細な使用状況を取得できるようになりました。
スクリプトエラーログの改良した形式を使用してスクリプト内のエラーを検索できます。サーバーサイドスクリプトエラーが Event.log に書き込まれる際に、エラーメッセージに行番号が含まれるようになりました。これにより、FileMaker スクリプト内のエラーを見つけやすくなります。
セキュリティの強化
CLI コマンドを使用せずに Admin Console から直接証明書署名要求 (CSR) を作成できます。
サーバーで使用されている現在の SSL 証明書に関する情報を表示できます。
FileMaker Server のインストールに最適な SSL 証明書の種類を判断できます。FileMaker Server では次の種類の SSL 証明書がサポートされるようになりました。
中間 SSL 証明書
ワイルドカード SSL 証明書
サブジェクトの別名 (SAN) SSL 証明書
ホストされるデータベースが [パスワードで保護されたデータベースのみをホスト] 設定を使用してパスワードで保護されていることが要求されます。完全アクセス権セットを使用するゲストアカウント、パスワードが空白である完全アクセスアカウント、または FileMaker Pro の [ファイルオプション] ダイアログボックスの [次のアカウントを使用してログイン] オプションを使用してパスワードがデータベースに保存された完全アクセスアカウントを含むデータベースをホストしないようにします。データベースサーバーのセキュリティ設定を参照してください。
フィルタ文字列として「セキュリティ:」キーワードを使用することにより、セキュリティ機能に関連するログメッセージをログビューアに容易に表示できます。ログファイルのエントリの参照を参照してください。
Admin Console ユーザインターフェースへの変更
[ステータス] パネルに、IPv4 アドレスに加えてIPv6 アドレスが表示されます。また、ユーザ接続ライセンスを使用するクライアントに関する情報が含まれます。FileMaker Server 情報を参照してください。
現在の SSL 証明書の期限が切れた場合、[ステータス] パネルにセキュリティ警告メッセージが表示されます。
[アクティビティ] > [クライアント] タブで [ユーザの詳細] タブを選択すると、ユーザ接続ライセンスを使用するクライアントに関する情報が表示されます。クライアントの管理を参照してください。
[データベースサーバー] > [セキュリティ] タブで、CLI コマンドを使用せずに CSR を作成することができます。データベースサーバーのセキュリティ設定を参照してください。
[データベースサーバー] > [セキュリティ] タブで、サーバーで使用されている現在の SSL 証明書に関する情報を表示できます。データベースサーバーのセキュリティ設定を参照してください。
[データベースサーバー] > [セキュリティ] タブで、ホストされるデータベースをパスワードで保護するように要求できます。データベースサーバーのセキュリティ設定を参照してください。
[データベースサーバー] > [ログ] タブで、クライアント接続および最もサーバーリソースを必要とするクライアント要求である最長呼び出しの使用状況を記録できます。ログおよび使用状況の設定を参照してください。
[データベースサーバー] > [サーバープラグイン] タブにおいて、[[プラグインファイルのインストール] スクリプトステップでサーバープラグインの更新を許可する] 設定が [[プラグインファイルのインストール] スクリプトステップでサーバープラグインのインストール、更新、およびロードを許可する] 設定に変更されました。
[Web 公開] > [一般設定] タブにおいて、[[プラグインファイルのインストール] スクリプトステップでWeb 公開プラグインの更新を許可する] 設定が [[プラグインファイルのインストール] スクリプトステップで Web 公開プラグインのインストール、更新、およびロードを許可する] 設定に変更されました。
関連項目 
FileMaker Server の概要