複数の電子メールを送信する
FileMaker Pro を使用して複数の電子メールを 1 人または複数の受信者に送信できます。電子メールアドレス、トピック、およびメッセージを指定するには、テキストを入力したり、現在の
対象レコードの各レコードのデータ、または計算式を使用することができます。対象レコード内の各レコードに対し、個別の電子メールが送信されます。
複数の電子メールを送信するには、次の操作を行います。
1. 電子メールメッセージに使用するレコードを検索します。
2. [ファイル] メニュー > [送信] > [メール...] を選択します。
3. [送信経由: ] で、電子メールの送信方法を選択します。
•サポートされる電子メールアプリケーションを使用して送信するには、デフォルトの [電子メールクライアント] を使用します。
•SMTP (電子メールアプリケーションなし) を使用して送信するには、[
SMTP サーバー] を選択します。[SMTP オプション] ダイアログボックスで、ユーザおよびサーバー情報を入力して (
SMTP オプションの入力または編集 を参照)、[
OK] をクリックします。次に手順 4 の操作を行います。
4. [作成: ] で、[複数の電子メール (対象レコード内の各レコードに 1 つ)] を選択します。
5. 次の操作を行って、[宛先] ボックス、[CC] ボックス、および [BCC] ボックスに電子メールアドレスを入力します。
目的 | 操作 |
1 つまたは複数の電子メールアドレスを入力する | アドレスを入力します。各アドレスを、セミコロンまたは改行文字で区切ります。 |
1 つまたは複数の電子メールアドレスが含まれたフィールドを指定する | をクリックして、[ フィールド名の指定...] を選択します。次にフィールドを選択して [ OK] をクリックします。 |
1 つまたは複数の電子メールアドレスを生成する計算式を指定する | をクリックして、[ 計算式の指定...] を選択します。計算式を作成して [ OK] をクリックします。 |
Windows: デフォルト電子メールクライアントから 1 つ以上の電子メールアドレスを入力する | をクリックして、[ メールアドレスの指定...] を選択します。それから、必要なメールアドレスを選択します。 |
6. 手順 5 でフィールドまたは計算式を指定し、現在の対象レコード内のすべてのレコードからアドレスを集める場合は、[対象レコードでアドレスを収集] を選択します
重要 [対象レコードでアドレスを収集] オプションの使用には注意してください。大量の電子メールメッセージが生成されることがあります。たとえば、対象レコードにレコードが 10 件含まれていて、各レコードに 1 つの電子メールアドレスが含まれるフィールドを指定すると、100 件の電子メールメッセージが生成されます。各電子メールアドレスで、10 件のメールを受信します。下記の例を参照してください。
7. 次のいずれかの操作を行って、[トピック] ボックス、および [メッセージ] ボックスに入力します。
目的 | 操作 |
テキストを入力 | テキストを入力します。 |
電子メールのテキストが含まれたフィールドを指定する | をクリックして、[ フィールド名の指定...] を選択します。次にフィールドを選択して [ OK] をクリックします。 |
電子メールのテキストを生成する計算式を指定する | をクリックして、[ 計算式の指定...] を選択します。計算式を作成して [ OK] をクリックします。 たとえば、現在の月が 7 月の場合、トピックに対する次の計算式は「月次報告 7 月」を返します。 "月次報告" & Month ( Get ( 日付 ) ) |
テキストファイルの内容を [メッセージ] ボックスに挿入する | [ メッセージ] ボックスの横にある をクリックして、[ ファイルからテキストを挿入...] を選択します。それから、必要なテキストファイルを選択します。 |
8. 電子メールに添付して送信するファイルを選択する場合は、[ファイルを添付] を選択します。
9. [OK] をクリックします。
メモ
•電子メールは、SMTP 経由またはデフォルトで設定されている電子メールアプリケーションの送信箱から、テキスト形式で送信されます。書式設定の適用、または電子メールメッセージの内容を変更するには、
メールを送信スクリプトステップを参照してください。
•フィールドの内容を電子メールアドレスとして指定し、フィールドに複数のアドレスが含まれる場合 (使用する電子メールクライアントの設定に応じてコンマまたはセミコロンで分割)、各レコード内の各アドレスに対し、1 件のメッセージが送信されます。
例
フィールドまたは計算式を電子メールアドレスとして指定する場合、送信されるメッセージの数はフィールドの内容または計算式の結果に基づき、また [対象レコードでアドレスを収集] オプションを選択しているかどうかにより異なります。次の対象レコードがあるとします。
住所 | トピック | メッセージ |
Recipent1@isp.com | トピック 1 | メッセージ 1 |
Recipent2@isp.com | トピック 2 | メッセージ 2 |
Recipent3@isp.com | トピック 3 | メッセージ 3 |
Recipent2@isp.com | トピック 4 | メッセージ 4 |
アドレスフィールドで電子メールアドレスを指定し、[複数の電子メール (対象レコード内の各レコードに 1 つ)] を選択した場合、それぞれのメッセージは 1 人の受信者のみに送信されます。結果は次のようになります。
•受信者 1 は 1 件のメッセージを受信します。トピック 1、メッセージ 1
•受信者 2 は 2 件のメッセージを受信します。トピック 2、メッセージ 2、トピック 4、メッセージ 4
•受信者 3 は 1 件のメッセージを受信します。トピック 3、メッセージ 3
[対象レコードでアドレスを収集] オプションを選択した場合は、3 人の受信者全員が 4 件のメッセージすべて (トピック 1、メッセージ 1、トピック 2、メッセージ 2、トピック 3、メッセージ 3、トピック 4、メッセージ 4) を受信し、各メッセージは受信者 3 人すべてを宛先として指定します。