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スクリプトアクセス権の編集
アクセス権セットにより、ファイル内のスクリプトへのアクセスを制限することができます。ファイルに対して、次の内容を設定することができます。
すべてのスクリプトに適用するアクセス権: スクリプトを表示、作成、および変更する操作を許可または禁止することができます。ファイルのすべてのスクリプトを非表示にして、指定したアクセス権セットでは実行できないように設定することも可能です。
個々のスクリプトに適用するカスタムアクセス権: 各スクリプトを変更可能にするかどうかを設定することができます。スクリプトを非表示にして、指定したアクセス権セットでは実行できないように設定することも可能です。
メモ  下で説明する一部のスクリプトアクセス権ではスクリプトの実行が許可されますが、スクリプトステップが正常に実行されるかどうかは、アクセス権セットで許可されている操作によって決まります。たとえば、「給与」フィールドへのアクセスが許可されていない場合、フィールドへ移動[従業員:: 給与] スクリプトステップを含むスクリプトは失敗します。[スクリプトワークスペース] でスクリプトに完全アクセス権を付与することにより、スクリプトアクセス権を無視することができます。
すべてのスクリプトに適用するアクセス権を編集するには、次の操作を行います。
1. [アクセス権セットの編集] ダイアログボックスで、新規または既存のアクセス権セットの編集を開始します。
アクセス権セットの作成と編集を参照してください。
2. [データアクセスとデザイン] 領域でスクリプトに [すべて変更可能]、[すべて実行のみ可能]、または [すべてアクセスなし] を選択します。これらのオプションでは、次の操作を許可または禁止します。
 
アクセス権
すべて変更可能
すべて実行のみ可能
すべてアクセスなし
スクリプトを実行する
許可
許可
禁止
[スクリプト] メニューにスクリプト名を表示する ([スクリプトワークスペース] のスクリプト名の左にあるチェックボックスの選択を解除することにより、非表示なっているものを除く)
許可
許可
禁止
[スクリプトワークスペース] を開いてスクリプトを表示、作成、グループ化、フィルタ、編集、複製、削除、および印刷する
許可
禁止
禁止
他のデータベースファイルへのスクリプトのインポートを許可する
許可
禁止
禁止
FileMaker Pro Advanced のスクリプトデバッガおよびデータベースデザインレポートでスクリプトステップを表示する
許可
禁止
禁止
3. [OK] をクリックして [セキュリティの管理] ダイアログボックスで [OK] をクリックします。
個々のスクリプトに適用するアクセス権を編集するには、次の操作を行います。
1. [アクセス権セットの編集] ダイアログボックスで、新規または既存のアクセス権セットの編集を開始します。
アクセス権セットの作成と編集を参照してください。
2. [データアクセスとデザイン] 領域でスクリプトに [カスタムアクセス権...] を選択します。[カスタムスクリプトアクセス権] ダイアログボックスで、各スクリプトを選択して、必要なアクセス権を設定します ([新規スクリプト] を選択して、今後作成するすべてのスクリプトで使用するアクセス権を設定することもできます)。個々のスクリプトに対してアクセス権を設定したら、[OK] をクリックします。
 
目的
[カスタムスクリプトアクセス権]
ダイアログボックスでの操作
スクリプトの実行、表示、編集、印刷、および削除を許可する。他のデータベースファイルへのスクリプトのインポートも許可する
[アクセス権: ] で [変更可能] を選択します。
メモスクリプトが変更可能な場合でも、使用するアカウントに [完全アクセス] アクセス権セットが割り当てられていない限り、完全アクセス権で実行されるスクリプトを変更することはできません。スクリプトの作成と編集を参照してください。
スクリプトの実行のみ許可する。[スクリプトワークスペース] でのスクリプトの表示を禁止する
[アクセス権: ] で [実行のみ可能] を選択します。
スクリプトの実行または表示を禁止する。[スクリプト] メニューにスクリプト名を表示しない
[アクセス権: ] で [アクセスなし] を選択します。
新規スクリプトの作成および表示可能なスクリプトの複製を許可する
[新規スクリプトの作成を許可] チェックボックスを選択します。
3. [OK] をクリックして [セキュリティの管理] ダイアログボックスで [OK] をクリックします。
メモ
完全アクセス権で実行されるスクリプトかどうかは、[カスタムスクリプトアクセス権] ダイアログボックスの [コメント] 列に表示されます。スクリプトの機能によっては、特定のアクセス権セットで [実行のみ可能] または [アクセスなし] のスクリプトアクセス権をスクリプトに設定することができます。完全アクセス権で実行されるスクリプトの詳細については、スクリプトの作成と編集を参照してください。