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FileMaker Pro 15 の新機能
FileMaker Pro 15 には、次の新機能と改善点が含まれています。
新しいフィールドコントロール
マスク付き編集ボックス – フィールドのデータの代わりにドットが表示されるように設定して機密情報を隠します。ポップアップメニュー、チェックボックス、またはその他のコントロールを表示するためのフィールド設定を参照してください。
使いやすさの改善
FileMaker Pro ヘルプ – よりアクセスしやすく、より使いやすくするため、ヘルプを再設計しました。ヘルプを利用するにはインターネットへの接続が必要ですが、ヘルプをダウンロードしてからオフラインで使用することができます。ヘルプの使用を参照してください。
ソフトウェア更新の簡略化 – ソフトウェア更新が入手可能になると通知が表示され、FileMaker Pro 内でダウンロードとインストールを実行できます。
ホストの検索 – 起動センターのホストの一覧の上にある検索ボックスを使用して、ホストを検索できます。
ODBC データソースの追加サポートが提供されました。ODBC クライアントドライバの設定を参照してください。
OS X: FileMaker Pro ドキュメントウインドウのフルスクリーン表示と分割表示がサポートされています。
OS X: スペースバーでポップアップメニューを開いたり閉じたりできるようになりました。
スクリプトワークスペースの改善
スクリプトの問題をチェックできます。問題がスクリプト編集パネルで強調表示されます。スクリプトをインポートまたは貼り付け (ペースト) すると自動的に問題がチェックされます。
新しい環境設定で、新規作成したスクリプトを [スクリプト] メニューにデフォルトで表示できます。
[スクリプトワークスペース] と [計算式の指定] ダイアログボックスで操作を元に戻すことができます。
スクリプトの作成と編集を参照してください。
セキュリティの向上
FileMaker Server 上で共有されているファイルを開く操作、HTTP リクエストにより XML データをインポートする操作、暗号化された接続を使用して SMTP サーバー経由で電子メールを送信する操作を実行する前に、FileMaker Pro で SSL 証明書を検証することができます。
ホストの SSL 証明書を検証できなかった場合は通知が示されます。無視して接続するか、そのホストを許可済みホストの一覧に追加するか、またはキャンセルするかを選択できます。環境設定: 許可されたホストを参照してください。
他のアプリケーションが AppleScript または ActiveX を使用して FileMaker スクリプトを実行することを禁止できます。アクセス権セットの拡張アクセス権の編集を参照してください。
データビューアの [監視] タブで式を表示するには、完全アクセス権を持つアカウントにログインする必要があります。データビューアの使用 (FileMaker Pro Advanced)を参照してください。
FileMaker Go でキーチェーンにアクセスする前に、ユーザが Touch ID または iOS パスコードを使用することを要求するようにソリューションを設定できます。ファイルオプションの設定を参照してください。
スクリプトステップ
新しいスクリプトステップ
テーブルデータを削除 – 現在の対象レコードに関係なく、指定したテーブルのすべてのレコードを削除します。大量のレコードを削除する場合、[テーブルデータを削除] の方が [全レコード削除...] よりも速くレコードを削除できます。テーブルデータを削除スクリプトステップを参照してください。
変更されたスクリプトステップ
以前 [ダイアログなしで実行] チェックボックスが表示されていたスクリプトステップに、[ダイアログあり] オプションがインラインで表示されるようになりました。
ファイルを変換 – XML データの HTTP リクエストで指定されているサーバーの SSL 証明書を検証できるようになりました。ファイルを変換スクリプトステップを参照してください。
レコードのインポート – XML データの HTTP リクエストで指定されているサーバーの SSL 証明書を検証できるようになりました。レコードのインポートスクリプトステップを参照してください。
URL から挿入 – URL で指定されているサーバーの SSL 証明書を検証できるようになりました。URL から挿入スクリプトステップを参照してください。
メールを送信 – 暗号化された接続を使用している SMTP サーバーの SSL 証明書を検証できるようになりました。メールを送信スクリプトステップを参照してください。
関数
新しい関数
RangeBeacons – iBeacon と iOS デバイスへの近接の一覧を返します。RangeBeacons関数を参照してください。
変更された関数
Get ( 最終 ODBC エラー ) は Get ( 最終外部エラー詳細 ) に変更され、ODBC エラーに加えてSSL 証明書エラーの詳細を返すようになりました。Get ( 最終外部エラー詳細 )関数を参照してください。
変更および取り除かれた機能
OS X: FileMaker Pro は 64 ビットアプリケーションとしてのみ実行できます。FileMaker Pro で 32 ビット専用バージョンのプラグイン、ODBC クライアントドライバ、オーディオ/ビデオコーデックを使用する場合は、プロバイダに連絡してそのソフトウェアの 64 ビットバージョンを入手してください。
ポップアップメニューで表示される値一覧 – 2 番目のフィールドの値を表示する値一覧を定義する場合、ポップアップメニューとして書式設定されたフィールドには最初のフィールドの値のみが表示され、ポップアップメニューを閉じるとそのフィールドのデータ書式が適用されるようになりました (これはドロップダウンリストの場合と同じ動作です)。値一覧の値を表示してデータ書式を無視するには、新しい [値一覧でデータ書式を上書き] インスペクタオプションを選択します。値一覧の定義およびポップアップメニュー、チェックボックス、またはその他のコントロールを表示するためのフィールド設定を参照してください。
レコードを PDF として保存するときの Acrobat 5 および Acrobat 6 との互換性のサポートが取り除かれました。PDF ファイルでのレコードの保存および送信を参照してください。
FileMaker Pro ユーザーズガイドは取り除かれました。このガイドにあった情報はヘルプでご確認いただけます。
関連項目 
旧バージョンと互換性のない FileMaker Pro の機能