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別の FileMaker ファイルからのスクリプトのインポート
FileMaker Pro では、他の FileMaker ファイルからスクリプトインポートすることができます。ファイル間でスクリプトをコピーして貼り付け (ペースト) することもできます。スクリプトのコピーと貼り付け (ペースト)を参照してください。
インポート元ファイルに設定された、スクリプトを変更するためのアクセス権が必要です。
スクリプトの多くは、ファイル、フィールド、レイアウト、レコード、その他のスクリプトを参照しています。また、[フィールド設定]、[計算結果を挿入]、[フィールド内容の全置換] など、一部のスクリプトステップには、計算式にフィールドへの参照が埋め込まれていることがあります。これらの参照データは元のファイルでは使用可能であっても、インポート先のファイルでは使用できない可能性があります。
スクリプトをインポートする際、FileMaker Pro は名前に基づいたフィールド、レイアウト、テーブル (リレーションシップで使用されているものも含む) などへの参照をマップします。フィールドとレイアウトは、完全修飾名を使用してマップされます。完全に一致するものだけがマップされ、一致しない場合は参照はインポートされません。参照オブジェクトが見つからない場合、FileMaker Pro では「不明」とマークされます。
スクリプトをインポートするには、次の操作を行います。
1. スクリプトのインポート先ファイルを開きます。
2. [スクリプト] メニュー > [スクリプトワークスペース...] を選択します。
または [ファイル] メニュー > [管理] > [スクリプト...] を選択します。
3. [スクリプトワークスペース] の [ファイル] メニュー > [インポート...] (Windows) または [スクリプト] メニュー > [インポート...] (OSX) を選択します。
メモ  フォルダを選択してスクリプトをインポートできます。
4. インポートするスクリプトが格納されているファイルを開きます。
5. [スクリプトインポート] ダイアログボックスで、インポートするスクリプトを選択します。
インポートする 1 つまたは複数のスクリプトが他のスクリプトを参照している場合は、参照されているスクリプトもすべて同時に選択してインポートしてください。
6. [OK] をクリックします。
[インポートの概要] ダイアログボックスが表示されます。インポートログファイルを表示するには、[ログファイルを開く] をクリックします。次に [OK] をクリックして編集パネルでスクリプトを表示します。既知の問題ステップが強調表示されます。
7. スクリプトをインポートした後は、すべての参照が正しく適切に表示されていることを確認するためにスクリプトを編集します。
FileMaker Pro からエラーが報告された場合、スクリプトの作成と編集の手順に従って、各スクリプトで <不明> と表示された参照を修正してください。スクリプトのインポートでは、インポートしたスクリプトに含まれるフィールド、レイアウト、他のスクリプト、ファイルなどへの参照は、FileMaker Pro によってすべて確認されます。参照をインポートするには、参照が完全に一致している必要があります。参照されているオブジェクトが見つからない場合は、FileMaker Pro により <不明> というフラグが立てられます。
メモ
スクリプトのインポート中は、フィールド名の照合で大文字と小文字は区別されません。
関連フィールドを参照するスクリプトをインポートした場合、完全修飾フィールド名 (リレーションシップグラフに表示されているテーブル名も含む) が完全に一致する必要があります。
[If]、[フィールド設定]、[計算結果を挿入] など、計算式を使ったスクリプトステップをインポートし、計算式で参照されているすべての項目 (テーブル、フィールド、またはカスタム関数) を FileMaker Pro で照合できない場合、計算式はコメントアウトされます。計算式へのコメントの追加を参照してください。
より複雑な情報 (たとえば、検索条件ソート順、フィールドのインポート順、およびフィールドのエクスポート順など) を含むスクリプトステップをインポートする場合、FileMaker Pro では存在しないフィールド参照は破棄されます。
インポート操作を行うユーザに完全アクセスのアクセス権がない場合、インポートされたスクリプトは完全アクセスのアクセス権で実行するように設定されません。
Import.log ファイルは通常、インポート先ファイルのフォルダにあります。インポート先ファイルをリモートで開いている場合、または上記フォルダへの書き込みアクセス権がない場合は、ドキュメントフォルダを確認してください。
関連項目 
フォルダを使用したスクリプトの管理
作業を自動化するためのスクリプトの作成