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レコードのエクスポート
目的 
指定されたファイルにレコードをエクスポートします。
参照 
構文 
レコードのエクスポート [ダイアログあり: オン/オフ ;「<出力ファイル名>」 ; 自動的に開く ; 電子メールの作成 ; <プラットフォームおよび文字セット>]
オプション 
[ダイアログあり] により、このスクリプトステップを実行したときにダイアログボックスを表示するかどうかが指定されます。これらのダイアログボックスで新しいエクスポート条件を設定できます。
[出力ファイルの指定] では、エクスポートするファイルとファイルタイプを指定します。エクスポート先のフォルダを選択するか、または一覧にフォルダパスを直接入力します。1 行に 1 つのパスを指定します。最初に見つかったパスが使用されます。ファイルパスの作成を参照してください。どの形式のファイルとしてエクスポートするのかは、エクスポートしたデータをどのように使用するのかに応じて決定してください。[保存後] で、[ファイルを自動的に開く] または [ファイルを添付した電子メールの作成] オプションを指定することもできます。
FileMaker Pro が完全パスを指定しないスクリプトを実行する場合、およびスクリプトを含むデータベースファイルがホストされている場合、パスは現在のユーザのドキュメントフォルダにあるものと想定されます。
メモ  [Excel ワークブック (.xlsx)] を選ぶと Microsoft Excel ワークシートとしてレコードをエクスポートできます。FileMaker Pro のファイルを Excel ファイルとして保存する方法の詳細については、Excel ファイルでのレコードの保存および送信を参照してください。
エクスポートのファイルの種類として XML を指定した場合は、[XML と XSL オプションの指定] ダイアログボックスが表示され、XML 文法を指定したり、XML を変換する場合に XSLT スタイルシートを指定することができます。XSLT ソースには、ファイル、HTTP リクエストの結果、またはファイルパスまたは HTTP リクエストを生成する計算式を使用することができます。
メモ  名前が数字のみのフィールド (「2」など) や、名前が半角カタカナ文字 (日本語バージョン) のフィールドは、FMPDSORESULT 文法を使用してエクスポートしないでください。
[エクスポート順の指定] では、このスクリプトステップを追加したときに有効であったエクスポート順が使用されます。ファイルで使用された最後のエクスポート順がデフォルトとして表示され、編集したり削除できます。必要に応じて、ドロップダウンリストから出力ファイル文字セットを選択してください。[エクスポートされたデータに現在のレイアウトのデータ書式を適用する] を選択します。それ以外の場合は最後にエクスポートされたデータの書式設定が使用されます。
互換性 
 
スクリプトステップを実行する場所 
サポート 
FileMaker Pro 
はい 
FileMaker Server 
一部 
FileMaker Go 
一部 
カスタム Web 公開 
いいえ 
FileMaker WebDirect 
一部 
Runtime ソリューション 
はい 
起点 
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明 
このスクリプトステップを追加する前にエクスポート順を設定できます。またはダイアログボックスを使用してこのステップを実行すると、ユーザは、新しい基準を設定できます。[レコードのエクスポート] スクリプトステップでは、現在ブラウズされているすべてのレコードがエクスポートされます。エクスポートするレコードを制限するには、[レコードのエクスポート] スクリプトステップを使用する前に、検索条件を使用します。
このスクリプトステップをサーバーサイドスクリプトに含めて [ダイアログあり] を [オフ] に設定しない場合、スクリプトステップに (互換性なし) という文字が表示されます。ただし、スクリプトは実行されます。動作は、[ダイアログあり] が [オフ] に設定されたときと同じです。詳細については、Get ( ドキュメントパス一覧 )関数を参照してください。
メモ
サーバーサイドスクリプトで [レコードのエクスポート] スクリプトステップまたは [レコードのインポート] スクリプトステップを使用する場合は、次のことに注意してください。
指定されたファイルはすべて FileMaker Server の Documents フォルダ内、テンポラリフォルダ、または FileMaker Server の Documents フォルダかテンポラリフォルダのいずれかの子フォルダ内にある必要があります。たとえば、以下はすべて .csv ファイルに対して有効なパスです。
<Documents>/file.csv
<Temporary Path>/file.csv
<Documents>/Folder1/file.csv
<Temporary Path>/Folder1/Folder2/Folder3/Folder4/file.csv
ファイルに対して完全でないパスを指定した場合 (たとえば、/Library/FileMaker Server/Data/Documents/<0 以上のディレクトリ>/<ファイル名> 以外) は、テンポラリパスと相対しているものとして評価されます。
「..」を含むパスはすべて無効とみなされます。
.fmp12 へのエクスポートはサポートされていません。
FileMaker Go の場合、.fmp12 と XML 形式へのエクスポートはサポートされていません。
このスクリプトステップを FileMaker WebDirect で使用する際は、次の点に注意してください。
FileMaker WebDirect では、モバイルブラウザでのこのスクリプトステップはサポートされていません。
FileMaker WebDirect では、.fmp12、XML、または Excel 形式でのエクスポートはサポートされていません。
[出力ファイルの指定] オプションを選択している場合、FileMaker WebDirect は指定されたファイル名とファイルタイプを含めてレコードをエクスポートしますが、指定されたファイルパスは無視されます。
FileMaker WebDirect はレコードを Web ブラウザのデフォルトのダウンロード先にエクスポートします。
フィールドデータまたはレコードデータがエクスポートフォーマットに長すぎる場合、Get ( 最終エラー )関数は 736 ではなく 0 を返します。
例 1 
レコードを検索してソートし、メッセージを表示せずに対象レコードを Excel ファイルとしてエクスポートします。
レイアウト切り替え [「請求書」]
検索実行 [記憶する]
レコードのソート [記憶する ; ダイアログあり: オフ]
レコードのエクスポート [ダイアログあり: オフ ;「未払いの請求書リスト.xlsx」 ; Unicode (UTF-16)]
例 2 
同じ名前のファイルが出力ディレクトリに既に存在する場合を除き、対象レコードを Excel ファイルとしてエクスポートします。
If [not PatternCount ( Get ( ドキュメントパス一覧 ) ; "未払い請求書リスト.xlsx" )]
レコードのエクスポート [ダイアログあり: オフ ;「未払いの請求書リスト.xlsx」 ; Unicode (UTF-16)]
End If
関連項目 
レコードのインポートスクリプトステップ
レコードを PDF として保存スクリプトステップ
レコードを Excel として保存スクリプトステップ
スクリプトステップリファレンス (名前順)
スクリプトステップリファレンス (種類順)