ODBC クライアントドライバの設定
クライアントアプリケーションとして ODBC データをインポートしたり、リレーションシップグラフの ODBC テーブルを使用して操作する場合も、使用している ODBC データソース用のドライバを設定する必要があります。たとえば、Oracle データベースからのレコードにアクセスする場合は、Oracle クライアントドライバを設定します。
データソースとの情報交換、パスワードの提供、およびクエリーを実行して結果を表示する方法は、それぞれのアプリケーションのクライアントドライバによって異なります。また、データソースの設定も ODBC ドライバの製造元によって異なる場合があります。
FileMaker 14.0 でサポートされているデータソース
FileMaker Pro リレーションシップグラフでは次に示すデータソースが使用できます。ODBC データをインポートする場合、または [レコードのインポート] スクリプトステップまたは [SQLを実行] スクリプトステップを使用する場合は、IBM DB2 または Infomix ODBC などのデータソースを追加して使用できます。
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これらの ODBC データソースのサポートされているバージョンの詳細については、FileMaker ナレッジベース(http://filemaker-jp.custhelp.com)を検索してください。ODBC データソースを使用して作業するさまざまな方法の概要は、FileMaker Pro での ODBC と JDBC の使用を参照してください。
メモ  32 ビットバージョンの FileMaker Pro を使用している場合は、32 ビットの ODBC クライアントドライバ、64 ビットバージョンの FileMaker Pro を使用している場合は、64 ビットの ODBC クライアントドライバを使用する必要があります。
データソースを設定するための一般的なガイドラインとして、次の手順に従ってください。詳細については、各データソースアプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。
Windows
1.
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32 ビット Windows: コントロールパネルで [管理ツール] から [データソース(ODBC)] を選択します。[管理ツール] は [システムとセキュリティ] カテゴリに表示されます。
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Windows 8(64 ビット): コントロールパネルで [管理ツール] から [ODBC データソース (32 ビット)] を選択します。
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Windows 7(64 ビット): コントロールパネルで [管理ツール] から [データソース(ODBC)] を選択します。
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Windows 8(64 ビット): コントロールパネルで [管理ツール] から [ODBC データソース (64 ビット)] を選択します。
コントロールパネルで、[管理ツール] は [システムとセキュリティ] カテゴリに表示されます。
2.
[システム DSN] タブまたは [ユーザ DSN] タブをクリックします。
データソースが一覧に表示される場合、ドライバはすでに設定されています。残りの手順を省略して、ODBC データにアクセスするか、データソースを選択して [設定...] をクリックして、データソースの操作方法を変更することができます。
システム DSN(データソース名)は、コンピュータにログインするすべてのユーザが利用できます。ユーザ DSN は、ログインしている場合にのみ利用できます。
重要 リレーションシップグラフの ODBC テーブルを使用して作業している場合、[システム DSN ] のみがサポートされています。
3.
[追加...] をクリックして、データソースのドライバを設定します。
コンピュータにインストールされている ODBC クライアントドライバがすべて一覧表示されます。
使用するデータソース用のドライバが表示されない場合は、他社のベンダーによるドライバを使用できます。
新しいドライバをインストールするには、ドライバのインストールプログラムを使用します。
4.
設定ダイアログボックスが表示されます。
5.
[名前] に、データソースを特定するための説明テキストを入力します。
多くのドライバでは、データソースへのアクセス方法をカスタマイズするためのオプションも提供されています(特定のデータソースファイルを指定するなど)。必要に応じて、説明テキストを入力します。
6.
[完了] をクリックします。
7.
[OK] をクリックしてデータソース情報を保存します。
OS X
1.
http://www.odbcmanager.net にアクセスして、Actual Technologies 社の ODBC マネージャをインストールしてください。
メモ  ODBC マネージャはフリーウェアであり、FileMaker ではサポートされません。
2.
3.
[システム DSN] タブをクリックします(または、ODBC インポートでは、[システム DSN] タブまたは [ユーザ DSN] タブのどちらかをクリックします)。
重要 リレーションシップグラフの ODBC テーブルを使用して作業している場合、[システム DSN ] のみがサポートされています。
データソースが一覧に表示される場合、ドライバはすでに設定されています。残りの手順を省略して、ODBC データにアクセスするか、データソースを選択して [設定...] をクリックして、データソースの操作方法を変更することができます。
システム DSN(データソース名)は、コンピュータにログインするすべてのユーザが利用できます。ユーザ DSN は、ログインしている場合にのみ利用できます。
4.
[追加...] をクリックして、データソースのドライバを設定します。
コンピュータにインストールされている ODBC クライアントドライバがすべて一覧表示されます。
使用するデータソース用のドライバが表示されない場合は、他社のベンダーによるドライバを使用できます。
新しいドライバをインストールするには、ドライバのインストールプログラムを使用します。
5.
6.
[設定] ダイアログボックスで、[続行] をクリックします。
7.
[名前] に、データソースを特定するための説明テキストを入力します。
多くのドライバでは、データソースへのアクセス方法をカスタマイズするためのオプションも提供されています(特定のデータソースファイルを指定するなど)。必要に応じて、説明テキストを入力します。
8.
[完了] をクリックします。
9.
[完了] をクリックしてデータソース情報を保存します。
ドライバを設定したら、データソース内のレコードにアクセスすることができます。データソースへの接続およびFileMaker Pro から ODBC データソースへのクエリーの実行を参照してください。