NPV
 
目的 
期間中の利率を固定と想定して、毎回異なる支払い額を定期的に受け取る場合の純現在価値(NPV)を返します。
構文 
NPV ( 支払い額 ; 利率 )
引数 
支払額 - 定額でない受取額を含む繰り返しフィールド、または繰り返しフィールドへの参照を返す
利率 - 利率。
戻り値のデータタイプ 
数字
起点 
FileMaker Pro 6.0 以前のバージョン
説明 
この関数を使用して、NPV を計算します。たとえば、だれかにお金を貸し、その人から数年にわたって異なる額の返済があるとします。NPV関数を使用すると、結果を計算することができます。
フィールド境界線の例
 
NPV ( 貸付; .05 ) は、繰り返しフィールド「貸付」の値が「-2000」(最初の支払い)、「600」、「300」、「500」、「700」、「400」の場合、「156.91277445...」を返します。結果(156.91277445...)は、この取引から実現する実際の利益を現在の価値に換算して表したものです。
NPV ( 受取額 ; .10 ) は、繰り返しフィールドの「受取額」の値が「-5000」(初期投資額)、「10,000」、「0」、「10,000」、「10,000」の場合、「16758.35604870...」を返します。
戻り値を小数点以下2桁の数値にする場合は、正しい Round 関数を使用して現在の式の結果を四捨五入します。たとえば、小数点以下2桁の数値にする場合は、Round ( 現在の式 ; 2 ) のように指定します。
関連項目 
関数リファレンス(種類順)
関数リファレンス(名前順)
計算式について
関数について
計算フィールドの定義
計算式での演算子の使い方