GetAVPlayerAttribute
 
目的 
オブジェクトフィールドにあるオーディオ、ビデオ、イメージファイルの特定の属性の設定を返します。
構文 
GetAVPlayerAttribute(属性名)
引数 
属性名 - サポートされている属性の名前(下記参照)。
戻り値のデータタイプ 
テキスト、数字
起点 
FileMaker Pro 14.0
説明 
FileMaker Go で使用します。メディアファイルの再生中、または一時停止中にこの関数を呼び出すと、ファイルの現在の再生状態の値を返します。メディアが再生されていないときに関数を呼び出すと、直前に再生されたメディアファイルの状態の値を返します。メディアファイルがこれまで再生されたことがない場合は、空の文字列、または「0」を返します。
属性
 
オーディオファイルとビデオファイルに使用されるソースタイプ:
0 (なし)
1 (URL)
2 (フィールド)
3 (レイアウトオブジェクト)
4 (アクティブオブジェクト)
URL、フィールド名またはレイアウトオブジェクト名。sourceType が4(アクティブオブジェクト)の場合、source は空の文字列を返します。
メディアの再生状態を示す数値:
0 (停止)
1 (再生)
2 (一時停止)
メディアの表示に使用する方法:
0 (組み込み)
1 (フルスクリーン)
2 (フルスクリーンのみ)
3 (オーディオのみ)
最後の OnObjectAVPlayerChange スクリプトトリガまたは OnFileAVPlayerChange スクリプトトリガがアクティベートされたイベントに関する情報を提供します。
0 (不明)
1 (リモートメディア再生)
2 (リモート一時停止)
3 (リモート再生一時停止切り替え)
4 (リモート次を再生)
5 (リモート前を再生)
6 (リモート検索)
7 (リモート停止)
8 (スクリプトメディア再生)
9 (スクリプト表示変更)
10 (スクリプト再生一時停止切り替え)
11 (スクリプト停止)
12 (スクリプト設定変更)
13 (内部再生一時停止切り替え)
14 (内部表示変更)
15 (内部検索)
16 (内部停止)
再生が正常に終了した場合は「0」、エラーのために終了した場合は「1」を返します。
再生コントロールが非表示の場合は「1」(はい)、それ以外の場合は「0」(いいえ)を返します。
ユーザインタラクションが無効の場合は「1」(はい)、それ以外の場合は「0」(いいえ)を返します。
FileMaker Go が背面に移動しているときにオーディオを一時停止した場合は「1」(はい)、それ以外の場合は「0」(いいえ)を返します。
イメージに使用されるソースタイプ:
0 (なし)
1 (URL)
2 (フィールド)
3 (レイアウトオブジェクト)
4 (アクティブオブジェクト)
例1 
現在再生中の場合、メディアファイルを停止します。
If [GetAVPlayerAttribute("playbackState") = 1
AVPlayer 再生状態設定 [停止]
End If
例2 
メディアファイルの時間をチェックし、30 分より長い場合はメッセージを表示します。
If [GetAVPlayerAttribute("duration") > 1800
カスタムダイアログを表示 ["最大再生時間超過"; "現在のビデオは 30 分以上再生されています。"]
Else
AVPlayer 再生 [フィールド:ライブラリ::ビデオ]
End If
例3 
メディアファイルを iPhone 用にフルスクリーンで、iPad 用には埋め込みで再生します。
If [Get(デバイス) = 3 //iPad]
AVPlayer 再生 [オブジェクト:"オブジェクト"; 表示:埋め込みで開始]
Else If [Get(デバイス) = 4 //iPhone]
AVPlayer 再生 [オブジェクト:"オブジェクト"; 表示:フルスクリーンで開始]
End If
関連項目 
関数リファレンス(種類順)
関数リファレンス(名前順)
計算式について
関数について
計算フィールドの定義
計算式での演算子の使い方
AVPlayer 再生スクリプトステップ
AVPlayer オプション設定スクリプトステップ
AVPlayer 再生状態設定スクリプトステップ