ファイルの保存とコピー
デフォルトでは、FileMaker Pro では、操作中のデータへの変更は自動的に保存されるので、加えた変更を保存するコマンドはありません。次の操作を行うことができます。
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一部の操作では、ファイルは保存されません。詳細については、このページの「FileMaker Pro によってファイルが保存されない場合」を参照してください。
データベースファイルのコピーまたはクローンを作成するには、次の操作を行います。
1.
[ファイル] メニューから [名前を付けて保存...] を選択します。
2.
3.
[ファイル名:](Windows)または [名前:](OS X)にファイル名を入力します。
4.
[ファイルの種類:] で、[FileMaker ファイル(*fmp12)] を選択します(Windows のみ)。
5.
[保存形式:](Windows)または [タイプ:](OS X)で、次のいずれかのオプションを選択します。
 
ファイルのテーブル、レイアウト、スクリプト、用紙設定オプション、およびフィールド定義など、データを除くデータベース要素のみを保存する
ファイルのオブジェクトフィールドに埋め込まれた、外部に保存されている、またはファイル参照として保存されている、すべてのオブジェクトデータ(オープン格納およびセキュア格納を含む)と共に現在のファイルのコピーを作成します。
メモ  外部に保存されているオブジェクトデータを含むファイルのコピーを作成するには、[すべてを含むコピー] を選択します。[現在のファイルのコピー] および [データなしのコピー] オプションは外部に保存されたデータをコピーしません。これらのオプションを使用する場合は、まずオブジェクトフィールドにデータを埋め込む必要があります。詳細については、データを外部に保存するオブジェクトフィールドの設定を参照してください。
6.
[保存後] で必要に応じて次の中から1つまたは両方のオプションを選択します。
 
7.
[保存] をクリックします。
FileMaker Pro によってファイルが保存されない場合
ファイルが開いているときにファイルの状態のみが変更された場合、FileMaker Pro はファイルの状態の変更を保存しません。次に変更が保存されない場合の例を示します。
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たとえば、ファイルを開き、レコードをソートしてからファイルを閉じた場合、FileMaker Pro は、ソート順を保存しません。一方、ファイルを開き、新規レコードを追加してレコードをソートしてからファイルを閉じた場合、FileMaker Pro はソート順と新規レコードを保存します。
メモ
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FileMaker Pro は、キャッシュと呼ばれる、コンピュータの RAM に継続的に変更を保存します。FileMaker Pro が作業内容をディスクに保存する間隔を設定することができます。この機能を使用すると、ポータブルコンピュータのバッテリーを節約することができます。詳細については、環境設定: メモリを参照してください。
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また、キャッシュをディスクに書き込むスクリプトステップを含むスクリプトを作成することにより FileMaker Pro の変更保存のタイミングを指定できます。このスクリプトは、RAM に格納されているデータをハードディスクに移動させるコマンドです。
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FileMaker Pro では、デフォルトの場合、レイアウトのデザインの変更は自動的に保存されません。したがって、レイアウトモードレイアウトをデザインしているときは、作業内容を定期的に保存することをお勧めします。レイアウトの変更が自動的に保存されるように環境を設定することもできます。詳細については、レイアウトの変更の保存と復帰を参照してください。
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FileMaker Go:データを外部に保存するオブジェクトフィールドと共にファイルを転送する前に、オブジェクトフィールドのデータを埋め込む必要があります。FileMaker Pro で、[すべてを含むコピー(単一ファイル)] を選択します。オブジェクトデータはコピーに埋め込まれます。それからそのコピーをデバイスに転送します。
関連項目 
ファイルの開き方