ファイルの開き方

ローカルの FileMaker Pro ファイル（ご使用のコンピュータ上）を開くことができます。１つまたは同時に複数のファイルを開くことができます。

•	ネットワーク上で共有ファイルを開きます。クライアントとしての共有ファイルの使用を参照してください。

•	前のバージョンの FileMaker Pro で作成されたファイルを現在の FileMaker Pro 形式に変換します。FileMaker Pro 11以前のデータベースの変換を参照してください。

•	他のアプリケーションで作成された互換性のあるファイル（Microsoft Excel ファイル、タブ区切りテキストファイルなど）を FileMaker Pro 形式に変換します。新規 FileMaker Pro ファイルへのデータファイルの変換を参照してください。

FileMaker Pro のウインドウとファイルは、Windows および OS X 用のほとんどのアプリケーションと同様の方法で閉じることができます。FileMaker Pro では操作中、およびファイルを閉じるたびに変更が保存されます。

FileMaker Pro の実行中にローカルファイルを開くには:

1.	[ファイル] メニューから [開く...] を選択します。

メモ [ファイル] メニューの [最近使ったファイルを開く] または [ファイル] メニューの [お気に入りを開く] を選択し、希望するファイルを選択することもできます。

[起動センター] ウインドウが開きます。[ソリューション] タブは、お気に入りにマークしたファイルと最近開いたファイルを表示します。

2.	ファイルを開くには、次の操作を行います。


目的	操作
お気に入りファイルを開く	[お気に入り] からファイルを選択し、[開く] をクリックします。お気に入りのファイルおよびホストの操作を参照してください。
最近使ったファイルを開く	[最近使った項目] からファイルを選択し、[開く] をクリックします。[最近使った項目] が表示されていない場合は、[起動センター] ウインドウツールバーのをクリックします。最近使用したファイルが何も表示されない場合は、[編集] メニュー (Windows) または FileMaker Pro メニュー (OS X) > [環境設定...] を選択し、[最近使ったファイルを表示する:] を選んで値を入力し、[OK] をクリックします。（最近使ったファイルの表示を削除するには、[ファイル] メニュー > [最近使ったファイルを開く] > [最近使ったファイルを消去] を選択します。）
[起動センター] ウインドウに表示されていないローカルファイルを開く	[参照...] をクリックします。[ファイルを開く] ダイアログボックスで場所を選び、ファイル名を選択して、[開く] をクリックします。
お気に入りファイルのみの表示と、すべてのファイルの表示を切り替える	[起動センター] ウインドウツールバーのをクリックします。
一覧または並べてファイルを表示する	一覧で表示するには、をクリックします。並べて表示するには、をクリックします。
ファイルを検索する	検索ボックスにファイル名の数文字を入力します。

メモファイルをダブルクリックするか、または複数のファイルを選択して [開く] をクリックすることもできます。次の「同時に複数のファイルを開くには:」を参照してください。FileMaker Pro 12 より前のバージョンでファイルを作成した場合は、１つのファイルの変換を参照してください。

3.	ファイルを開くときにアカウント名とパスワードの入力を求めるメッセージが表示されたら、[パスワード] ダイアログボックスにアカウント名とパスワードを入力してから [OK] をクリックします。

パスワードで保護されているファイルの開き方を参照してください。

ネットワークで共有ファイルを開くには:

•	[起動センター] ウインドウで [ホスト] タブをクリックします（クライアントとしての共有ファイルの開き方を参照）。または FileMaker Pro ウインドウで [ファイル] メニューから [共有ファイルを開く...] を選択します。

FileMaker Pro を実行していないときにファイルを開くには:

•	Windows エクスプローラ (Windows) または Finder (OS X) で、ファイルを FileMaker Pro アプリケーションアイコンにドラッグします。

•	Windows エクスプローラまたは Finder で、FileMaker Pro ファイルをダブルクリックします。

同時に複数のファイルを開くには:

•	Windows エクスプローラ (Windows) または Finder (OS X) で、Ctrl キーを押しながらクリック (Windows) または command キーを押しながらクリック (OS X) することにより複数のファイルを選択し、それらを FileMaker Pro アプリケーションアイコンにドラッグします。

[複数のファイルを開く] ダイアログボックスが表示されたら、FileMaker Pro ファイルを開き、Microsoft Excel やタブ区切りテキストなどの互換性のあるファイルを FileMaker Pro 形式に変換するように選択することができます。続いて [開く] をクリックします。

メモ

•	ご使用のコンピュータで設定されているシステム書式と異なる日付、時刻、および数字の書式で保存されているファイルを開くと、警告メッセージが表示されることがあります。ファイルの書式またはシステム書式を使用してデータを表示してソートするかを選択します。システム書式が異なるファイルの開き方を参照してください。

•	[起動センター] ウインドウでファイルを表すためのアイコンを選択することができます。ファイルオプションの設定を参照してください。

•	ファイルのパスワードがデフォルト設定（初期設定）のままである場合、ファイルを開くときに Shift キー（Windows）または option キー（OS X）を押すと、別のパスワードを指定することができます。

•	Windows 用の FileMaker Pro のファイルを OS X で開くことも、OS X のファイルを Windows で開くこともできます。両方のプラットフォーム間でファイルを移動する予定があるときは、ファイル名に「.fmp12」という拡張子を付けることをお勧めします。ファイル名の拡張子を追加または削除する場合は、関連ファイルや外部スクリプトを含むファイルのデータソースを再び指定する必要があります。

•	ファイルが開いた際に特定のレイアウトを表示する方法については、ファイルオプションの設定を参照してください。

•	FileMaker Pro Advanced をお持ちの場合には:

•	ファイルのセットの名前を変更し、関連ファイルやスクリプトの参照を自動的に更新できます（Developer ソリューションのファイルの設定（FileMaker Pro Advanced）を参照）。

•	ファイルのセットに .fmp12 拡張子を追加できます（ファイル名拡張子のファイルへの追加（FileMaker Pro Advanced）を参照）。

•	ファイルのデータが他のファイルのウインドウに表示されている場合、ファイルを閉じても、非表示のファイルとして開いたままになっていることがあります（たとえば、閉じようとしたファイルの関連データが別のウインドウに表示されている場合があります）。FileMaker Pro では、このようなファイルは依存関係にあるウインドウをすべて閉じたときに閉じられます。