一致するレコードを検索
目的 
指定したフィールドのコンテキストに基づいたレコードを検索します。
構文 
一致するレコードを検索 [置換/ 絞り込み/ 拡大; <テーブル::フィールド>]
オプション 
[ターゲットフィールドの指定] を指定するか、[指定...] をクリックして検索するフィールドを示す計算式を指定し、[OK] をクリックします。
メモ
次のいずれかを選択します:
 •
 •
[ターゲットフィールドの指定] の選択を解除して現在のターゲットフィールド設定を取り消す
[指定] で次のいずれかを選択して検索条件のタイプを指定します:
 •
[置換] を選択すると、データベース全体を検索して現在の対象レコードをアクティブなフィールド内容に一致するレコードに置換します。
 •
[絞り込み] を選択すると、対象レコードを検索してアクティブなフィールド内容に基づく一致するレコードを表示します(論理式 AND 検索)。
 •
[拡大] を選択すると、指定したフィールドの追加の条件に一致する追加のレコードを対象レコードに含むように検索を拡大します(論理式 OR 検索)。
互換性 
 
スクリプトステップを実行する場所 
サポート 
FileMaker Pro 
はい 
FileMaker Server スクリプトスケジュール 
はい 
FileMaker Go 
はい 
カスタム Web 公開 
はい 
FileMaker WebDirect 
はい 
Runtime ソリューション 
はい 
起点 
FileMaker Pro 12.0
説明 
指定したフィールドのコンテキストに基づいたレコードを検索し、表形式のショートカットメニューを使用する場合と同様の動作をするスクリプトを作成できるようにします。
フィールドを指定しない場合、FileMaker Pro はスクリプトの実行時にアクティブなフィールドの内容に基づいて検索を行います。アクティブフィールドでデータが選択された場合、FileMaker Pro は選択したデータを検索します。データが選択されていない場合、FileMaker Pro はアクティブなフィールドの内容全体を検索します。フィールドが指定されずスクリプトの実行時にアクティブなフィールドがない場合は不正なコマンドの警告を表示します。
一致するレコードを検索は、ブラウズモードまたはプレビューモードで実行されます。スクリプトの実行時にデータベースが他のモードの場合、 FileMaker Pro はスクリプトを実行する前にブラウズモードに切り替えます。
一致するレコードを検索は、他の FileMaker Pro ファイルにコピー、貼り付け、またはインポートできます。
例1 
現在のレコードとカテゴリが同じすべてのレコードを検索して、表形式に切り替えます。
一致するレコードを検索 [置換; 製品::カテゴリ]
表示方法の切り替え [表形式]
例2 
新しいウインドウを開いて「請求書」レイアウトに切り替え、対象レコード内で現在のレコードと顧客 ID が同じすべてのレコードを検索して新しい対象レコードをソートし、最初のレコードに移動します。
新規ウインドウ [スタイル:ドキュメント]
レイアウト切り替え [「請求書」]
一致するレコードを検索 [絞り込み; 請求書::顧客 ID]
レコードのソート [記憶する; ダイアログなし]
レコード/検索条件/ページへ移動 [最初の]
例3 
現在のレコードの顧客 ID に一致するレコードで対象レコードを拡大するか、現在のレコードの顧客 ID に一致するレコードで新しい対象レコードを作成します。
カスタムダイアログを表示 ["現在の顧客を対象レコードに追加しますか?"]
If [Get ( 最終メッセージ選択 ) = 1]
一致するレコードを検索 [拡大; 請求書::顧客 ID]
Else
一致するレコードを検索 [置換; 請求書::顧客 ID]
End If
関連項目 
対象外のみを表示 スクリプトステップ
スクリプトステップリファレンス(名前順)
スクリプトステップリファレンス(種類順)