既存のアカウントの編集
アカウント名、パスワード、他の設定など、既存のアカウントを編集することができます。たとえば、あるユーザがパスワードを忘れてしまった場合、そのアカウントのパスワードを設定し直して、新しいパスワードを割り当てることができます。
アカウントの複製または削除の詳細については、アカウントの複製と削除を参照してください。
警告  [完全アクセス] アクセス権セットに割り当てられているアカウント名とパスワードは、忘れないように注意してください。必要に応じてメモして安全な場所に保管してください。このアカウント名とパスワードを紛失したり忘れたりすると、ファイルへのアクセスや変更ができなくなる可能性があります。
既存のアカウントを編集するには、次の操作を行います。
1.
[ファイル] メニューの [管理] サブメニューから [セキュリティ...] を選択します。
[セキュリティの管理] ダイアログボックスが表示されます。[アカウント] タブに、このファイルに定義されているアカウントの一覧が表示されます。
2.
編集するアカウントを選択して、[編集...] をクリックします。
3.
[アカウントの編集] ダイアログボックスで、次の表に説明する１つまたは複数のオプションを変更します。
 
目的
操作
アカウントの管理方法を変更する
[アカウントの認証方法:] の一覧からオプションを選択します。
外部サーバーで管理されているアカウントの詳細については、外部サーバーで認証するアカウントの作成を参照してください。
アカウント名を変更する
[アカウント名:] ボックスに新しいアカウント名を入力します。
パスワードを変更する
[パスワード:] ボックスに新しいパスワードを入力します。
パスワードの指定のヒントについては、アカウント名とパスワード作成のヒントを参照してください。
ユーザが次回ログインする際、新しいパスワードを入力するように設定する
[ユーザは次回ログイン時にパスワードの変更が必要] チェックボックスを選択します。
メモ  ほとんどの場合、複数のユーザで共有するアカウントには、初めてログインしたときにパスワードを変更する設定はしません。代わりにパスワードを指定しておき、必要なユーザに知らせるようにします。また、共有アカウントのアクセス権セットでパスワードの変更を許可することもお勧めしません。その他のアクセス権の編集を参照してください。
アカウントをアクティブまたは非アクティブにする
[アカウントのステータス:] で、アカウントのアクティブまたは非アクティブを選択します。非アクティブなアカウントのアカウント名とパスワードを使用してデータベースを開くことはできません。
アカウントのアクセス権セットを変更する
[アクセス権セット:] で、そのアカウントに設定するアクセス権セットを選択します。
既存のアクセス権セットを使用することも、[新規アクセス権セット...] を選択して新しいアクセス権セットを作成することもできます。新規アクセス権セットの作成を参照してください。
アカウントの説明を編集する
[説明:] に、必要な説明を入力します。
4.
[OK] をクリックします。
5.
[セキュリティの管理] ダイアログボックスで、次のいずれかの操作を行います。
 •
アカウントとアクセス権の設定が終了した場合は、[OK] をクリックします。続いて表示されるダイアログボックスで、[完全アクセス] アクセス権セットに割り当てられているアカウント名とパスワードを入力して、[OK] をクリックします。
 •
アカウントとアクセス権セットの操作を続行する場合は、アカウントの作成と管理、アクセス権セットの作成と管理、または拡張アクセス権の管理を参照してください。
メモ
 •
各ファイルでは、FileMaker で認証される少なくとも１つのアクティブなアカウントに、[完全アクセス] アクセス権セットを割り当てる必要があります。アカウントを編集した結果、どのアクティブなアカウントにも [完全アクセス] アクセス権セットが割り当てられていない状態になった場合は、エラーメッセージが表示されます。
 •
ゲストアカウントの名前を変更したり、パスワードを割り当てることはできません。ゲストアカウントからファイルにアクセスできないようにする場合は、ゲストアカウントを非アクティブにします。Admin アカウントとゲストアカウントについてを参照してください。
 •
パスワードでは、大文字と小文字が区別されます。たとえば、「zFootBall2」というパスワードが指定されている場合、“zfootball2”と入力しても無効になります。アカウントのパスワードを入力する場合、キーボードの Caps Lock キー（Windows）または caps lock キー（OS X）が誤って有効になっていないことを確認してください。
 •
アカウント名では、大文字と小文字は区別されません。たとえば、「Chris」というアカウント名が指定されている場合、“chris”または“CHRIS”のどちらを入力してもファイルを正常に開くことができます。
 •
共有アカウントにはセキュリティリスクがあります。セキュリティを向上させるには、共有アカウントの代わりに個別のアカウントを使用します。共有アカウントを使用する場合、共有アカウントで使用するアクセス権セットの権限を制限してください。定期的にパスワードを変更します。 特に、あるユーザのアクセスが不要になった場合は、必ずパスワードを変更してください。
 •
ファイルを開いたときに毎回自動的にログインするには、[ファイル] メニューで、[ファイルオプション...] を選択し、アカウント名とパスワードを指定します。ファイルオプションの設定を参照してください。
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ファイルのパスワード保護を取り除くには、すべてのアカウントのパスワードを削除してください。[ファイルオプション]ダイアログボックスで、[アカウント名とパスワード]がAdminと空白のパスワードに設定され、[次のアカウントを使用してログイン]が選択されていることを確認します。ファイルオプションの設定を参照してください。