データベースへの管理アクセスの削除(FileMaker Pro Advanced)
FileMaker Pro および FileMaker Pro Advanced では、アカウントアクセス権セット、および拡張アクセス権によって FileMaker データベースが保護されます。Developer ユーティリティを使用して、すべての管理アカウントをファイルから削除することもできます。アカウントとアクセス権の詳細については、データベースの保護を参照してください。
重要  このオプションを選択すると、[完全アクセス] アクセス権セットを使用していたすべてのアカウントがデータベースから完全に削除されます。これにより、ソリューション内のデータベースファイルについては、ランタイムアプリケーション、FileMaker Pro、または FileMaker Pro Advanced のいずれで開いても、[セキュリティの管理] ダイアログボックスの [張アクセス権] タブを除く、レイアウトモードと [スクリプトの管理] 機能へのアクセス権は永久的に削除されます。このようなファイルの構造とデザインの要素は、FileMaker 社を含め誰も変更できません。テーブル、フィールドの定義、リレーションシップ、スクリプト、またはアクセス権を変更するには、Developer ユーティリティでカスタマイズする前の元のファイルを使用する方法しかありません。
データベースへの管理アクセスを削除するには、次の操作を行います。
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[ツール] メニューから [Developer ユーティリティ...] を選択します。
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以前同じデータベースに対して Developer ユーティリティを使用したことがあり、その設定が保存されている場合は、[設定をロード...] をクリックします。
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[追加...] をクリックして、カスタマイズするファイルを選択します。
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[管理アクセスをファイルから完全に削除] を選択し、[OK] をクリックします。
ユーザがデータベースファイルのデザインや構造を変更したり、設定されたアカウントやアクセス権を変更することができなくなります。
メモ
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ユーザは、[データベースの管理]、[外部データソースの管理]、[カスタム関数の管理]、および [セキュリティの管理] ダイアログボックスのほとんどにアクセスできません。
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ユーザは、アカウントで [拡張アクセス権の管理] オプションが有効になっている場合は、[セキュリティの管理] の [拡張アクセス権] タブにアクセスすることはできます。
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ユーザは [スクリプトを完全アクセス権で実行] オプションを有効にしてスクリプトを実行した場合、上記のダイアログボックスにアクセスできます。
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ユーザはアカウントに割り当てられているアクセス権セットで許可されていれば、レイアウトモードと [スクリプトの管理] 機能にアクセスできます。
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データベースファイルには、アクティブなアカウントが少なくとも1つ必要です。アクティブなアカウントがない場合は、ファイルを開くことができません。[完全アクセス] アクセス権セットを持つアカウントが、ファイルでアクティブな唯一のアカウントの場合は、[管理アクセスをファイルから完全に削除] オプションを使用することはできません。このオプションを選択しようとすると、エラーメッセージが表示されます。
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アクセス権を定義する際には、ユーザの長期的なニーズを考慮してください。ユーザのアクセス権について「情報(「About」スクリーン)」レイアウトで明確に通知し、FileMaker 社によって指定された規則に従ってください。詳細については、Developer ソリューションのドキュメント化(FileMaker Pro Advanced)を参照してください。
関連項目 
ランタイムソリューションへのファイルのバインド(FileMaker Pro Advanced)
ランタイムソリューションの作成について(FileMaker Pro Advanced)
キオスクモードでのデータベースの表示(FileMaker Pro Advanced)
ソリューション設定の保存(FileMaker Pro Advanced)