1ファイルでの複数のウインドウの開き方
1つのファイルの複数のウインドウを開くことができます。これにより、同じレイアウトを別のウインドウに表示したり、同じファイルの複数のレイアウトを同時に表示することができます。異なるウインドウでは、ソートおよび検索操作を独立して実行できます。
追加のウインドウを開くには、次の操作を行います。
[ウインドウ] メニューから [新規ウインドウ] を選択します。
新しいウインドウに、直前にアクティブだったウインドウと同じレイアウト、ソート順、および対象レコードが表示されます。新しいウインドウに異なるレイアウトを表示するには、レイアウトポップアップメニューからレイアウトを選択します。レコードのソートと検索の詳細については、データの検索、ソート、および置換を参照してください。
次の表は、複数のウインドウが開いている場合に FileMaker Pro の特定の操作を行うと、どのように動作するかを示します。
 
ブラウズモードでフィールドに加えた変更は、レコードを確定すると他のウインドウに反映されます。詳細については、レコード内のデータの確定を参照してください。
同じテーブルのレコードが表示されている他のウインドウには、新規レコードが表示される場合と、最初は表示されない場合があります。
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対象レコードが表示されている各ウインドウでは、新規レコードがレイアウトの検索条件に一致していても、新規レコードは除外レコードとして追加され、すぐには表示されません。
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全レコードが表示されている各ウインドウでは、新規レコードは表示可能なレコードとして追加されます。ただし、各ウインドウのアクティブなレコードが変更されて、新規レコードがアクティブなレコードとして表示されることはありません。
ウインドウに対象レコードが表示されているかどうかに関係なく、同じテーブルのレコードが表示されている他のウインドウでも、レコードが削除されます。
メモ  特定のウインドウ内で、同じテーブルからレコードが表示されるレイアウトを切り替えた場合は、FileMaker Pro では同じ対象レコードが維持されます(ある特定のウインドウでは、同じテーブルからレコードが表示されるレイアウトすべてで同じ対象レコードが共有されます)。
ファイルを閉じると、最後に使用したウインドウの状態が保持されます。再度開くと、ファイルは、1つのウインドウに保持された状態で開きます。保持されるウインドウの情報は次のとおりです。
メモ  FileMaker Pro では、ウインドウの状態が保持されるのは、ローカルで開いているファイルに対してだけです。クライアントによって開かれている共有ファイルを閉じるときには、ウインドウの状態は保持されません。
同じレイアウトをウインドウごとに異なるモードで表示することができます。たとえば、あるウインドウがブラウズモードの場合に、別のウインドウをレイアウトモードで表示できます。
フォーム形式、リスト形式、および表形式の切り替え
レイアウトモードでのレイアウトのデザインの変更
レイアウトの変更は、レイアウトを保存するか、別のレイアウトに切り替えるか、または別のモードに切り替えたときに、同じレイアウトが表示されている他のウインドウに反映されます。
特定のウインドウで動作するよう設計した場合を除き、スクリプトはアクティブなウインドウに対して実行されます。スクリプトステップを使用して、ウインドウを開いたり、操作することができます。詳細については、ウインドウに関連するスクリプトステップを参照してください。
レイアウトに Web ビューアが含まれている場合、同じレイアウトが複数のウインドウで開きます。初期設定の Web アドレスがロードされた後は、各 Web ビューアを新しい場所に移動できます。ただし、Web アドレスがフィールドに基づく計算の場合は、フィールド値が変更されると、 Web アドレスは再評価され新しい Web アドレスがロードされます。
関連項目 
FileMaker Pro でのウインドウの整列
レイアウトの変更の保存と復帰