ユーザ辞書の情報の保持
変換時に、ユーザ辞書への参照は、デフォルトのユーザ辞書を使用しているか、それともカスタムユーザ辞書を使用しているかに応じて異なる方法で処理されます。
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デフォルトのユーザ辞書を使用している場合:デフォルトのユーザ辞書(user.upr)を使用するデータベースファイルを変換すると、変換されたファイルは、FileMaker Pro 12 の「user.upr」ファイルを参照します。したがって、変換されたデータベースを使用する前に、「user.upr」ファイルから最新の FileMaker Pro の「user.upr」ファイルに情報をエクスポートする必要があります。ユーザ辞書の編集を参照してください。
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カスタムユーザ辞書を使用している場合:カスタムユーザ辞書ファイルを参照するデータベースファイルを変換すると、変換されたファイルは、引き続き以前の場所にある辞書を参照します。その場所から辞書を移動または削除すると、変換されたファイルがカスタム辞書の情報にアクセスできなくなります。この問題は、元のカスタム辞書ファイルが旧バージョンの FileMaker Pro のフォルダにあり、後で旧バージョンの FileMaker Pro をアンインストールした場合などに、誤って発生する可能性があります。
ヒント  カスタムユーザ辞書を保持するには、辞書ファイルを [マイ ドキュメント] フォルダ(Windows XP)、[ドキュメント] フォルダ(Windows Vista)、または [ホーム] フォルダ(Mac OS)に移動します。続いて、データベースファイルの変換後に、新しい場所にある辞書ファイルを使用するように指定します。
関連項目 
スペルチェック用辞書の作成と選択