レコード内のテキストの検索
テキストフィールド内のテキスト、または計算結果がテキストである計算フィールド内のテキストを検索することができます。
語句や完全一致を検索する場合を除き、検索されたフィールドには、指定した値以外の値も含まれる可能性があります。また、検索される値は、任意の順序になっている可能性もあります。たとえば、「Accommodation」という名前のフィールドに“hotel”と入力すると、「Hotel」、「Discount Hotel」、「Hotels, Luxury」のレコードが検索されます。
レコード内のテキストを検索するには、次の操作を行います。
1.
詳細については、検索条件の指定を参照してください。
2.
 
特定の文字で始まる単語(日本語以外の言語を使用するフィールドが対象)
Chris Smith”と入力すると、「Chris Smith」、「Smith Chris」、「Chris Smithson」、および「Smith Christenson」が検索されます。
特定の文字で始まる単語(日本語のフィールド)
検索する文字を = と * の間に入力します。
等号とアスタリスクの間の「小田」という日本語テキスト” と入力すると、「「小田」という日本語テキスト「小田山」という日本語テキスト」、および「「小田川」という日本語テキスト」が検索されます。
スペースや句読点を含む文字をダブルクォーテーションマーク(")で囲んで入力します。
"株式会社 平成堂"”と入力すると、「株式会社 平成堂」は検索されますが、「平成堂 株式会社」は検索されません。
", Ltd."” は、名前に「, Ltd.」がつく会社全てを検索しますが、コンマ無しの社名は検索されません。
Spring」と入力すると、「Springville 」は検索されますが、「ColdSpring Harbor」や「HotSpring」は検索されません。
どの文字が挿入されても構わない位置にワイルドカード文字(@)を1文字に1つずつ入力します。
小@川”と入力すると、「小田川」や「小野川」が検索されます。
@on”と入力すると、「Don」と「Ron」は検索されますが、「Bron」は検索されません。
メモ  ? 文字を検索するには、“"?"”を検索します。
テキストフィールド内の数字(1つの数字)
#” と入力すると、「3」は検索されますが、「30」は検索されません。
##”と入力すると、「30」は検索されますが、「3」や「300」は検索されません。
#3”と入力すると、「53」や「43」は検索されますが、「3」は検索されません。
どのような文字が挿入されても構わない位置にワイルドカード文字(*)を入力します。
小*川”と入力すると、「小川」、「小田」、「小野川」など検索されます。
J*r”と入力すると、「Jr.」や「Junior」などが検索されます。
*川一*”と入力すると、「小川一郎」や「小野川一明」などが検索されます。
S*”と入力すると、「Sophie」、「Steve」、および「Sven」が検索されます。
句読点やスペースなどを含む演算子または英数字以外の文字
スペースや句読点を含む文字をダブルクォーテーションマーク(")で囲んで入力します。
"@"”と入力すると、「@」(または電子メールアドレスなど)が検索されます。
","”と入力すると、コンマを含むレコードが検索されます。
"   "”と入力すると、スペースが3つ並んでいるデータが検索されます。
FileMaker Pro で認識される検索演算子など、特別な意味を持つ文字@, *, #, ?, !, =, <, >, "(次の文字をエスケープ)
検索する特殊文字の前に ¥ 記号を入力します。
¥"小田¥"”と入力すると、「"小田"」が検索されます。
joey¥@abc.net” と入力すると、電子メールアドレス「joey@abc.net」が検索されます。
スペースや句読点を含む文字をダブルクォーテーションマーク(")で囲んで入力します。
"òpera"”と入力すると、「òpera」は検索されますが、「opera」は検索されません。
ダブルクォーテーションマークで囲まずに“òpera”と入力すると、「òpera」と「opera」の両方が検索されます。
特定の文字列(単語の一部など)を含む文字列
文字、句読点、スペースをダブルクォーテーションマーク(")で囲んで入力します。どのような文字がきても構わない部分に“*”を入力します。
*"山県の名産"”と入力すると、「和歌山県の名産」や「岡山県の名産」などが検索されます。
指定したテキストに完全に一致するレコード
検索する各文字列の前に== (2つの等号記号)を付けて文字列を入力します。
たとえば、「名前」フィールドに「鈴木 理香」、「鈴木 リカ」、「鈴木」が含まれていた場合、“==鈴木”と入力すると、「」だけが検索され、「鈴木理香」と「鈴木リカ」は検索されません。
==鈴木リカ”と入力すると、「鈴木 リ」だけが検索され、「鈴木」と「鈴木 理香」は検索されません。
検索する各文字列の前に =を付けて文字列を入力します。
=小田”と入力すると、「小田」は検索されますが、「小田川」や「小田山」は検索されません。
=小田=弘”と入力すると、「小田 弘」や「弘 小田」は検索されますが、「小田川 弘二」などは検索されません。
日本語のひらがな、カタカナ、漢字を含む文字 ( 日本語の索引が設定されたフィールドのみ)
「京都」という日本語テキスト ” と入力すると、「「京都」という日本語テキスト」、「東京都」という日本語テキスト」、および「「京都府」という日本語テキスト」が検索されます。
ひらがな/カタカナ、濁点/半濁点/濁点なし、拗音と促音のかな/通常のかな、かなの濁音/濁音なしの繰り返し記号を区別しない日本語の索引が設定されたフィールドのかな文字
検索する文字を(ゆるやか記号)に続けて入力します。
チルダ文字の後に「は」という日本語ひらがなテキスト ” と入力すると、「「は」という日本語ひらがなテキスト」、「「ば」という日本語ひらがなテキスト」、 「ぱ」という日本語ひらがなテキスト」、「「ハ」という日本語ひらがなテキスト」、「「バ」という日本語ひらがなテキスト」および「「パ」という日本語ひらがなテキスト」が検索されます。
3.
検索条件を入力したら、ステータスツールバーの [検索実行] ボタンをクリックするか、[検索条件] メニューから [検索実行] を選択します。
メモ
 •
 •
fred」という文字列を検索すると、「Fred」も「FRED」も検索されます。
 •
フィールドの索引設定とソートのためのデフォルト言語を Unicode に変更すると、フィールドの検索で大文字と小文字または全角と半角を区別することができます。ただし、Unicode に変更すると、フィールドがソートされる順序が変わります。元のフィールドを Unicode 順でソートしない場合は、計算フィールドを作成して、その計算式に、大文字と小文字または全角と半角を区別する検索を実行するフィールドを指定し、そのフィールドの索引設定とソートのためのデフォルト言語を Unicode に変更します。その後、一方のフィールドをソートに使用し、他方のフィールドを検索条件の実行に使用することができます。詳細については、フィールドの索引オプションの定義および計算フィールドの定義を参照してください。
関連項目 
重複する値の検索
特定の範囲に一致する情報の検索
索引設定またはソートの言語の選択