フィールドの内容の置換
すべてのレコード内、または対象レコード内のフィールドの内容を新しい値、計算結果、またはシリアル番号で置き換えることができます。
重要  この処理を行うと、すべてのレコード(または対象レコード内のすべてのレコード)のフィールドが新しい値で上書きされます。置き換えたフィールドの値を元に戻すことはできません。置換を実行する前に、ファイルのバックアップコピーを作成することをお勧めします。
すべての対象レコード内のフィールドの値を置き換えるには、次の操作を行います。
1.
詳細については、データの検索、ソート、および置換を参照してください。
2.
ブラウズモードの現在のレコードで、置き換える対象のフィールドの内容を選択します。
3.
4.
[レコード] メニューから [フィールド内容の全置換...] を選択します。
5.
 
置換: 「現在選択されているフィールドの<値> を選択します。全対象レコードのフィールドの内容が置き換わります。
[シリアル番号で置き換える:] を選択し、シリアル番号の開始番号を [初期値:] に、増分値を [増分:] に入力します。
フィールドに自動的にシリアル番号が入力されるように定義している場合は、[入力オプションのシリアル番号設定に反映させる] を選択して [フィールド「(フィールド名)」のオプション] ダイアログボックスの [次の値:] を設定し直すことができます。
[計算結果で置き換える] を選択して、[指定...] をクリックします。[計算式の指定] ダイアログボックスで任意の計算式を入力します。式の計算結果は、置換対象のフィールドに設定されているフィールドタイプと一致したものでなければなりません。[OK]をクリックします。
メモ  [計算式の指定] ダイアログボックスの詳細については、[計算式の指定] ダイアログボックスを参照してください。
6.
[置換] をクリックします。
メモ
 •
計算フィールド集計フィールド、グローバル格納オプションで定義したフィールドを置換することはできません。
 •
 •
データの置き換えを行うフィールドが、フィールド定義で入力値の制限を行うように設定されている場合でも、この方法で置き換えられたデータの自動評価は行われません。入力値の制限の設定を参照してください。
 •
[入力オプションのシリアル番号設定に反映させる] を選択している場合は、 置換が実行された後にこのフィールドに自動的に入力される値には、次のシリアル番号が付けられます。このオプションを選択解除すると、[フィールド「(フィールド名)」のオプション] ダイアログボックスの [次の値:] は、変更されません。自動的に入力される次の値は、この置換操作によってシリアル番号が振り直されたレコードに従うのではなく、現在の設定を基準にします。
 •
フィールドの既存の値は、フィールドが含まれた計算を使用して修正することができます。たとえば、「支払い総額」の値を計算結果が「支払い総額 +1000」の値で返されるように変更することができます。詳細については、計算フィールドの定義を参照してください。
 •
計算により、既存のフィールドの値に接頭語または接辞語を追加することができます。たとえば、対象レコードの「部品番号」フィールドのすべての値に「-01」を追加する場合は、[計算式の指定] ダイアログボックスで、部品番号 & ”-01”と入力します。式の計算結果は、置換対象のフィールドに設定されているフィールドタイプと一致したものでなければなりません。
 •
FileMaker Pro 10では、FileMaker Pro の [フィールド内容の全置換] の実行方法、および [フィールド内容の再ルックアップ] コマンドおよびスクリプトステップの方法を変更しました。置換 / 再ルックアップ操作は、アクティブなレコードを確定することなく実行されるようになりました。この変更は、ポータル内の関連レコードを置換/再ルックアップする際に、ウインドウのトランザクションに含まれる複数の未確定のレコードにのみ影響します。ウインドウの中に、この操作によって影響される未確定のレコードがある場合、これらの変更はウインドウのトランザクションを使用して行われ、操作の完了後に変更の確定を選択するまで、未確定のままになります。その他のすべてのレコードは、以前と同様、操作の間に変更および確定が行われます。データの確定の詳細については、 レコード内のデータの確定を参照してください。
重要  FileMaker Pro で日付を置換する場合は、混乱を避けるため、必ず4桁の西暦の日付を入力してください。詳細については、2桁の西暦の処理方法を参照してください。
関連項目 
フィールドへのデータの入力と変更
レコードの検索
データの追加と表示のトラブルシューティング
ファイルの保存とコピー